研究課題/領域番号 |
22592438
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
黒田 久美子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (20241979)
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研究分担者 |
近藤 真紀子(前田真紀子) 岡山大学, 保健学研究科, 准教授 (70243516)
小田 和美 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (90264902)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 妊娠糖尿病 / 発症予防 / 地域保健 / 糖尿病看護 / 継続支援 |
研究概要 |
本研究は、2型糖尿病のハイリスクグループである妊娠糖尿病を指摘された女性(以降、GDM既往女性と略す)の2型糖尿病発症予防と家族全員の健康生活への支援として、地域における子育て支援事業(乳児家庭全戸訪問事業、新生児訪問、健診事業等)を活用した支援に焦点がある。 平成24年度は、協力市町村の希望により実施した乳幼児健診を受診した全母親を対象に妊娠糖尿病の実態調査の回収を終了し、その分析を行った。4市町村からの回収数は1021。今回の妊娠時に「妊娠糖尿病」の診断を受けた者は、24名、2.4%であった。尚、「糖尿病」「境界型糖尿病」の診断は14名、1.4%だった。妊娠糖尿病は、一般的には4~8%、診断基準後は2~3倍になると言われている。本調査結果は2.4%と低値であり、検査値が妊娠糖尿病の診断基準を超えているが、妊娠糖尿病が指摘されていない人が存在し、母子健康手帳への検査の記載が少なく、保健師・助産師の予想をはるかに超えて妊娠中の検査結果に関心が低いことが明らかになった。また母親らのBMIは、19以下が25.6、20以下は46.2%であった。妊娠中の栄養不足は、子どもの将来の糖尿病のリスクを高めることが知られている。より若い時期に食の大切さと将来の子どもに影響する知識を普及する必要性が確認された。 以上の結果を受けて、妊娠糖尿病に関する知識の普及・啓発のためにリーフレットの増刷と新規作成を行った。新規作成は、若年用で、看護師・保健師が関わる学校保健の場などで配布する予定である。なお、本研究で作成した連携パスとリーフレットを用いた継続支援については、関東近県の一地域の2市町村、1病院と協働して継続実施中である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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