研究概要 |
本研究の全体構想は,集学的治療を受ける食道がん患者に対する,がんリハビリテーション看護プログラムの構築を行い,実際に患者に適用し,その効果を評価し,集学的治療を受ける食道がん患者の実状に即したがんリハビリテーション看護プログラムの構築を行うことである. 平成22年度は,「がんリハビリテーション看護」についての概念分析を行うために,「概念分析」の手法について,それぞれの手法の概要,それぞれの手法が生み出されてきた背景について概観し,Rodgers(2000)のConcept Development in Nursingをもとに学習会を行い,概念分析の手法の中で,Rodgers(2000)の概念分析を用いるにあたって,哲学的根拠を中心に学習を行った.実際に概念分析を行うにあたって,文献の検索は,1990年~2010年までのものを選択し,和文献は,「がんリハビリテーション」&「看護」の検索式で,英文献は,「cancer rehabilitation」&「oncology nursing」の検索式を用いた.その結果,和文献2文献,英文献10件について概念分析を実施中である.次年度は,検索式の変更も考え,概念分析を継続し,集学的治療を受ける食道がん患者に対するがんリハビリテーション看護プログラムの構築を行うにあたって,cancer rehabilitation,がんリハビリテーションの概念の定義を行いたい.
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