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2012 年度 実績報告書

がん患者・家族の悩み相談を受ける看護師の能力開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22592447
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

三浦 浅子  福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (90512517)

研究分担者 畠山 とも子  福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (90457804)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード医療・福祉 / 看護学 / がん / 臨床 / 看護相談
研究概要

1.悩み相談技術の開発(継続プログラム):平成23年度にコミュニケーションスキル、悩み相談者と受け手との相互作用、感情への対処等を学んだ上で、平成24年度は悩み相談の実践過程を評価した。方法は、患者・家族の了解を得て悩み相談の場面をICレコーダーに録音後逐語録を作成し、相談過程の振り返りをした。また、患者の同意が得られない場合は、悩み相談が困難だった事例を振り返ることにした。
2.スピリチュアルケアの実践(単発プログラム):継続プログラムの協力者の減少(22名→12名;産休育児休暇、退職等)に危惧したので、平成23年度好評だった「看護師だからできるスピリチュアケア」のプログラムを追加した。8月に学習会を開き40名の参加者に対して、フォローアップ研修の参加希望者に研究計画を説明し同意が得られた20名を研究協力者とした。フォローアップ研修(4ヵ後)は、各自の看護実践を振り返り、スピリチュアルペインを表出する患者への対応を習得する機会とした。
3.悩み相談の場の設定:東日本大震災後に、抗がん剤治療を受ける患者への支援物資(医療用かつら等)の提供と脱毛患者への悩み相談の実践と月1回のがん患者・家族の交流会を継続した。また、福島県の患者会との交流を通し病院外で「がん患者・家族のがんサロン」を考える機会とした。
4.結果:継続プログラムは、録音できた者が8名、困難事例への対応が4名だった。コミュニケーションの傾向、傾聴・沈黙の意義、相談者との相互作用を振り返ることができた。単発プログラムでは、スピリチュアリティの捉え方、援助的コミュニケーションや感情への対処等が習得されていた。また、「震災支援物資提供団体からのがん患者さんへの橋渡しと脱毛後の相談活動の継続」が評価され、日本がん看護学会学術奨励賞を受けた(平成25年2月)。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (19件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (7件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] がん患者・家族の悩み相談を受ける看護師の能力開発に関する研究(第2報)2013

    • 著者名/発表者名
      三浦浅子
    • 雑誌名

      第27回日本がん看護学会学術集会講演集

      巻: 27巻 ページ: 386

    • 査読あり
  • [雑誌論文] がん患者・家族の悩み相談を受ける看護師の能力開発に関する研究(第3報)2013

    • 著者名/発表者名
      遊佐由美子
    • 雑誌名

      第27回日本がん看護学会学術集会講演集

      巻: 27巻 ページ: 386

    • 査読あり
  • [雑誌論文] がん患者・家族の悩み相談を受ける看護師の能力開発に関する研究(第4報)2013

    • 著者名/発表者名
      児玉久仁子
    • 雑誌名

      第27回日本がん看護学会学術集会講演集

      巻: 27巻 ページ: 285

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 円環的思考の修得を目標とした学習の効果2012

    • 著者名/発表者名
      畠山とも子
    • 雑誌名

      第19回日本家族看護学会講演集

      巻: 第19巻 ページ: 93

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 円環的視点の習得を目標とした家族看護教育プログラム2012

    • 著者名/発表者名
      畠山とも子
    • 雑誌名

      第19回日本家族看護学会講演集

      巻: 19巻 ページ: 92

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 緩和ケア特集 がん患者の家族ケア2012

    • 著者名/発表者名
      畠山とも子
    • 雑誌名

      プロフェッショナルがんナーシング

      巻: Vol.2,No.6 ページ: 90-94

  • [雑誌論文] がん患者の家族ケア  援助システムの構造 心理的な関係と距離2012

    • 著者名/発表者名
      畠山とも子
    • 雑誌名

      プロフェッショナルがんナーシング

      巻: Vol.2,No.6 ページ: 95-101

  • [雑誌論文] がん患者の家族ケア 家族の力2012

    • 著者名/発表者名
      畠山とも子
    • 雑誌名

      プロフェッショナルがんナーシング

      巻: Vol.2,No.6 ページ: 102-106

  • [雑誌論文] 遺族の複雑性悲嘆へのリスク予測2012

    • 著者名/発表者名
      畠山とも子
    • 雑誌名

      家族看護

      巻: 20 ページ: 21-28

  • [学会発表] がん患者・家族の悩み相談を受ける看護師の能力開発に関する研究(第5報)2013

    • 著者名/発表者名
      三浦浅子
    • 学会等名
      第18回日本緩和医療学会学術大会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜
    • 年月日
      20130621-20130622
  • [学会発表] がん患者・家族の悩み相談を受ける看護師の能力開発に関する研究(第2報)2013

    • 著者名/発表者名
      三浦浅子
    • 学会等名
      第27回日本がん看護学会学術集会
    • 発表場所
      石川県立音楽堂 等
    • 年月日
      20130216-20130217
  • [学会発表] がん患者・家族の悩み相談を受ける看護師の能力開発に関する研究(第3報)2013

    • 著者名/発表者名
      三浦浅子
    • 学会等名
      第27回日本がん看護学会学術集会
    • 発表場所
      石川県立音楽堂 等
    • 年月日
      20130216-20130217
  • [学会発表] がん患者・家族の悩み相談を受ける看護師の能力開発に関する研究(第4報)2013

    • 著者名/発表者名
      児玉久仁子
    • 学会等名
      第27回日本がん看護学会学術集会
    • 発表場所
      石川県立音楽堂 等
    • 年月日
      20130216-20130217
  • [学会発表] 円環的視点の習得を目標とした家族看護教育プログラム2012

    • 著者名/発表者名
      畠山とも子
    • 学会等名
      第19回日本家族看護学会
    • 発表場所
      学術総合センター(東京)
    • 年月日
      20120908-20120909
  • [学会発表] 家族看護を学んだ看護師が気になる家族 -訪問看護ステーションの事例-2012

    • 著者名/発表者名
      畠山とも子
    • 学会等名
      第29回日本家族研究・家族療法学会(山口大会)
    • 発表場所
      山口県総合保健会館
    • 年月日
      20120601-20120603
  • [学会発表] 円環的思考の修得を目標とした学習の効果2012

    • 著者名/発表者名
      畠山とも子
    • 学会等名
      第19回日本家族看護学会
    • 年月日
      20120000
  • [図書] ケアの根拠第2版 review122 がんサバイバーはどのような看護を必要としているか2012

    • 著者名/発表者名
      三浦浅子
    • 総ページ数
      1
    • 出版者
      日本看護出版会
  • [図書] DVDブック 臨床での家族支援3 複数面接での関係づくり2012

    • 著者名/発表者名
      畠山とも子
    • 総ページ数
      156
    • 出版者
      日本看護協会出版会
  • [備考] 家族看護実践センター

    • URL

      http://kazokukango.comet.vc/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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