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2010 年度 実績報告書

クリティカルケア領域における特徴的な皮膚障害の発生要因およびケア内容の検証

研究課題

研究課題/領域番号 22592453
研究機関大阪府立大学

研究代表者

石澤 美保子  大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (10458078)

研究分担者 高見沢 恵美子  大阪府立大学, 看護学部, 教授 (00286907)
田中 結華  大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (80236645)
竹下 裕子  大阪府立大学, 看護学部, 助教 (10437668)
稲垣 美紀  梅花女子大学, 看護学部, 講師 (60326288)
キーワード皮膚障害 / クリティカルケア / 発生要因
研究概要

1. 研究目的:クリティカルケア領域における特徴的な皮膚障害の発生要因およびケア内容を明らかにし、皮膚障害の早期改善および予防のためのケアプログラム作成への基礎データを構築する。
2. 本年度の研究実施計画
(1) クリティカルケア領域における特徴的な皮膚障害の発生要因、ケア内容の抽出
(目的) クリティカルケア領域において皮膚障害へのケアに携わっている皮膚・排泄ケア認定看護師から皮膚障害の発生要因、ケア内容を明らかにする。
(方法) クリティカルケアを受けている患者への皮膚障害に対する介入(予防を含む実践または指導)を行っている皮膚・排泄ケア認定看護師14名に、研究者が作成した半構成的質問紙に基づいた面接法により以下の調査を行った。(1)クリティカルケア領域における皮膚障害の発生要因、(2)それらに対する発生後のケア、(3)発生させないための予防的ケア、(4)予防を妨げると考えられる要因、(5)クリティカルケア領域における皮膚障害に対する他の医療従事者への教育方法についてである。
(結果) (1)は、患者を全身的にとらえ、頭部から足先まで身体部位別に抽出していった。頭部より、NPPV(非侵襲性陽圧換気療法)施行中の鼻陵部へのマスク圧迫、酸素療法中の耳介部へのゴムによる圧迫、胃管カテーテル固定時の鼻翼部圧迫、気管内挿管時のテープ固定、気管切開時の気管カニューレ固定、腹部離開創からの滲出液接触、腹部手術後の腹帯による圧迫など約20項目であった。(2)発生後のケアは、基本的な皮膚洗浄方法を行い、患者の皮膚の脆弱性に応じて創傷被覆材、外用薬を各種使用していた。(3)予防的ケアとして圧迫が予想される部位に事前にハイドロコロイドドレッシングを貼付すること、(4)として全身状態改善が優先されることや、ケアに携わる者のスキンケアへの関心の有無、(5)として従来の講義スタイルだけではく、演習や臨床現場での患者への直接指導による教育などが抽出された。

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公開日: 2012-07-19  

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