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2011 年度 実績報告書

慢性呼吸器疾患患者への笑いヨガリラクセーションプログラム評価

研究課題

研究課題/領域番号 22592454
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

池田 由紀  名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (80290196)

研究分担者 山本 裕子  大阪府立大学, 看護学部, 講師 (40263272)
石橋 千夏  大阪府立大学, 看護学部, 助教 (30564976)
キーワード看護学 / リラクセーション / 笑い
研究概要

1.研究目的:今年度は、第一段階の研究として実施した「一般成人を対象とした笑いヨガリラクセーションプログラム」の結果を分析・評価した上で、第二段階研究に向けて笑いヨガリラクセーションプログラムの再構築を図るとともに第二段階研究に向けたプレテストを実施することであった。
2.「一般成人を対象とした笑いヨガリラクセーションプログラム」の結果の分析・評価
一般成人を層別無作為化した「介入群」と「コントロール群」を比較し差がみられた項目は、以下の項目であった。「STAIの状態不安尺度」において得点の低下、「一日中全く笑わない日がある」と回答した人の割合が21%低下、「普段、おもしろいと感じることがほとんどない」と回答した人の割合が27%の低下がみられた。さらに笑いの介入によって、笑う機会が増えた人は33名中8名あり、25名と8名を比較したとき「状態不安尺度」および「不安不在尺度」において有意に低下していた。以上のことから、「笑いヨガリラクセーションプログラム」による有効な効果があると評価した。
3.第二段階研究に向けて笑いヨガリラクセーションプログラムの再構築
第一段階研究における結果の分析・評価より、第二段階研究では、対象者が呼吸器疾患患者であることからプログラムの実施時間、実施回数、および集団介入か個別介入化の検討を実施した。
4.第二段階研究に向けたプレテストの実施
プログラムの再構築にあたり、まず個別介入での「笑いヨガプログラム」の影響・効果の検討をすることとなり、研究倫理審査の承諾を得て、現在個別介入を実施している段階である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

第二段階の研究に入る前段段階としての、第一段階の研究の結果の分析・評価の実施、それを受けて第二段階の研究のプログラムの再構築を図り、慢性呼吸器疾患患者への個別介入でのプレテストを実施するところまで到達しているからである。

今後の研究の推進方策

今後は、まず個別介入でのプレテストの結果を受けて、第二段階の研究の実施方法の再検討をする。対象が慢性呼吸器疾患患者であることから医療施設との協力関係の構築も同時に行いながら、本研究課題の実施がスムーズにできるようにしていきたいと考える。本研究課題の研究倫理審査の承認後、研究実施に入る予定である。

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公開日: 2013-06-26  

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