研究課題/領域番号 |
22592455
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
辻 あさみ 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (60310794)
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研究分担者 |
鈴木 幸子 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (60285319)
森岡 郁晴 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (70264877)
堀田 司 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50244744)
瀧藤 克也 和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (00254540)
上田 伊津代 和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 助教 (90530709)
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キーワード | 大腸がん / 低位前方切除術 / 排便機能障害 / がん患者 / がん看護 / セルフヘルプグループ / 退院指導 / 患者教育 |
研究概要 |
1.排便機能障害のある低位前方切除術後セルフヘルプグループの会の実施 平成23年において直腸がんで低位前方切除術を受けた患者を対象に、患者交流会を実施した。共同研究者である医師が選択した患者に周知し、自主的に会に参加した男性3名・女性1名を対象とした。会は、共同研究者である医師と、病棟看護師長、研究者で実施した。会の内容は、医師による術後に起こる排便機能障害のメカニズムについての講義と、患者同士で術後1年未満における排便機能障害の実態や現在や困っていることなど語り合った。現在、会の内容を分析中であり、それを踏まえ今後も長期的な視点も含め支援策を検討する必要がある。 2.研修参加 平成23年7月9.10日に開催されたLPC国際フォーラム2011「がん医療The Next Step-自分らしく生きるためのキャンサーサバイバーワークショップ-」に参加し、アメリカのテキサス大学M.Dアンダーソンがんセンターにおける支援対策の現状や、がんサバイバーとのワークショップよりサバイバーシップの支援と医療者の役割について示唆を得た。 3.がんサバイバーとの交流 CANSOLキャンサー・ソルージョンズ株式会社社長でありがん体験者でもある桜井なおみ氏より、がん体験者の視点から、がんサバイバーが必要としている具体的な支援内容や現状を踏まえた意見を聞き、具体的な支援対策の検証を行う上で大いに活かすことができる内容であった。 3.成果発表 平成22年度から23年度に実施した研究内容をまとめ、第26回日本がん看護学会学術集会において、「低位前方切除術後1・3・6ヶ月後の排便機能障害の実態とパンフレット内容の検証」について報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
・手術数の減少により、対象者の選出に困難が生じたため
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今後の研究の推進方策 |
・患者の選出方法を共同研究者で検討し、対象者の人数を増やす。 ・研究に関連する病棟スタッフにも協力依頼をし、研究が遂行できるよう工夫する。
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