研究課題/領域番号 |
22592477
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
中村 伸枝 千葉大学, 看護学研究科, 教授 (20282460)
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研究分担者 |
佐藤 奈保 千葉大学, 看護学研究科, 講師 (10291577)
内海 加奈子 千葉大学, 看護学研究科, 助教 (20583850)
仲井 あや 千葉大学, 看護学研究科, 助教 (30612197)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 看護学 / 小児糖尿病 / 成長発達 / 家族 |
研究概要 |
本研究の目的は、糖尿病をもつ乳幼児から思春期の子どもと家族を対象とし、子どもが成長発達しながらどのように体験を積み重ねていくのかを明らかにし、この体験の積み重ねを視野に入れた成長発達に沿った支援を明らかにすることである。 平成23年度は、幼児期・小学校低学年のセルフケアに関する文献からの知見を統合し、「1型糖尿病をもつ幼児・小学校低学年児童の療養行動の習得に必要な要素」の抽出と枠組みの作成を行い、論文にまとめ公表した。これと共に幼児期・小学校低学年向けの絵本「はるちゃんといんすりんくん」を作成した。平成24年度は、「はるちゃんといんすりんくん」を活用した医療者や家族からの意見や感想が数多く寄せられたため、研究結果を基にした絵本作成の経緯と、絵本活用により親子の相互作用のなかで子どもの病気の理解が深まるという効果をまとめ第4回アジア糖尿病学会学術集会で発表した。また、3年間の研究成果を還元するため、第17回日本糖尿病教育・看護学会において交流集会「小児の成長発達に沿った糖尿病セルフケアの移行と看護」を行い、糖尿病をもつ子どもにかかわる臨床看護師や研究者と意見交換を行った。 さらに、学童・思春期向けの冊子「糖尿病をもつ子どもと家族の生活-改訂第2版-」を作成し、小児の糖尿病に関わる医療者や子ども・家族に配布した。学童・思春期の糖尿病をもつ子どものセルフケアについては、学位論文の分析と文献から病気や療養行動・日常生活のとらえ方、日常生活の中で行う療養行動の実際、サポートについて、セルフケアが促進されるときと阻害されるときの分析を進め枠組みを作成した。これらの結果を踏まえて、糖尿病の子どもの発症から現在までの体験の積み重ねを視野に入れた、成長発達に沿った看護指針・評価指標の作成している。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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