研究課題/領域番号 |
22592494
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
坂上 明子 千葉大学, 看護学研究科, 准教授 (80266626)
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研究分担者 |
小澤 治美 千葉大学, 看護学研究科, 助教 (40334180)
大月 恵理子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (90203843)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 続発性不妊 / 不妊治療 / 育児 / ストレス / 看護介入 |
研究概要 |
本研究の当該年度の研究目的は、続発性不妊女性の不妊治療環境と、実践されている看護、看護職者が感じている続発性不妊女性の看護に対する困難を明らかにし、これまでの研究成果及び文献検討を踏まえて、続発性不妊女性の不妊治療と育児の両立におけるストレスを軽減させるための看護介入方法を検討することである。 日本の体外受精等登録施設に勤務する看護職者125名を対象とし、質問紙調査を行った。その結果、89.6%の施設では子連れ受診が可能であったが、施設内に子どもが遊べるスペースを確保しているのは54.5%、施設内や近隣に治療中の託児システムを持っているのは21.4%だった。これらの割合は、採卵数が年間500件以上の施設では、500件未満の施設に比べて有意に高かった。また、施設のホームページやパンフレット等で、続発性不妊女性の治療に関連した情報提供をしているのは14.4%と少数だった。さらに、続発性不妊女性への看護に対する困難は、【子どもに合わせた治療スケジュール調整】【子連れ受診への配慮】【おろそかになっている育児への支援】【子どもの前で看護できないもどかしさ】【不妊治療の終結への支援】など8つのカテゴリーが抽出された。続発性不妊女性に実践している看護は、【続発性不妊治療に対する希望と価値、思いの確認】【子どもの預け先確保の促し】【周囲・子どもからのプレッシャーへの対処】【第1子の育児支援】など6つのカテゴリーが抽出された。 以上から、続発性不妊女性への看護介入として、【子連れ受診への支援】【夫婦と子どもに合わせた治療スケジュールの調整】【続発性不妊女性の心理・価値を尊重した支援】【第1子の育児支援】など7つの看護介入が必要であると考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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