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2011 年度 実績報告書

NICUからの転棟・退院におけるハイリスク児の継続的育児支援ケアプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22592496
研究機関横浜市立大学

研究代表者

廣瀬 幸美  横浜市立大学, 医学部, 教授 (60175916)

研究分担者 永田 真弓  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (40294558)
キーワードNICU / 継続的育児支援 / ハイリスク児 / ケアプログラム
研究概要

NICU看護職の転棟・退院における援助の実際とICU・小児病棟・地域の看護職との連携に対する意識、ならびにNICUからの転棟・退院児を引き継ぐ看護援助の実際とNICU看護職との連携に対する意識について検討するために、NICUから小児病棟への継続看護に対する看護職間のケアあり方に関して明らかにすることを目的として、NICU看護師とおよび小児病棟看護師にインタビュー調査を実施し、病棟看護師間のケアの認識や対象の尊重の仕方の違いが明らかになった。平成23年度は、ハイリスク児の親を対象にしたNICUからの転棟・退院に伴う育児困難の実態についての調査を行う前段階として、先に行ったNICUから小児病棟への継続看護の連携の実態だけでなく、NICUからICU、外来、保健所・保健センターや後方支援施設等の地域とのケアの移行についての実態についても広く調査し、看護師の立場からの継続看護の実態について実証するための調査の準備を行った。ハイリスク児の親を対象にした調査に先立って、NICUからの転棟・退院に伴う継続看護については、広くNICUを退院した子どもをもつ育児不安に関する文献検討を実施し、調査内容等の検討を行った。その結果、児の生命管理や医療的ケア時の困難やトラブル、退院後の生活との両立などの育児不安が多く、退院後の経過ともに不安の内容が変化することや、母親と父親によって不安内容が異なることが明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

平成22年度の看護師を対象にしたNICUから小児病棟への継続看護の連携の実態だけでなく、NICUからICU、外来、保健所・保健センターや後方支援施設等の地域とのケアの移行についても広く調査し、看護師の立場からの継続看護の実態を実証した上で、親を対象にした調査を実施することに一部研究計画を変更したため。

今後の研究の推進方策

「現在までの達成度」に示したように、一昨年度の看護師を対象にした調査から明らかになったことに加え、連携先を小児病棟だけでなく、ICU、外来、保健所・保健センターや後方支援施設等の地域にも拡大し、量的研究により、看護師の立場からの継続看護について実証した後に、親を対象とした調査を実施することに研究計画を一部変更した。平成24年度の計画では、MCUからの転棟・退院に伴う継続看護における連携の実際と、それに関するNICU看護師の意識について調査し、NICUからの継続看護における連携について検討する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] NICUと小児病棟の継続看護における連携の実際と看護師間のケアに関する認識2011

    • 著者名/発表者名
      大石佳子、永田真弓、廣瀬幸美
    • 学会等名
      日本新生児看護学会第21回学術集会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム(東京都)
    • 年月日
      2011-11-14

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公開日: 2013-06-26  

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