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2012 年度 実績報告書

小児救急医療におけるトリアージナース教育支援プログラムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22592518
研究機関順天堂大学

研究代表者

西村 あをい  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (60352689)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2014-03-31
キーワードトリアージナース / トリアージナース養成 / トリアージナース研修会 / 小児救急医療
研究概要

1.調査研究の実施
【目的・方法】2011年12月、救急外来トリアージの現状と課題を明らかにすることを目的に、全国の救急認定および小児救急認定看護師が所属する全国440施設を対象として、救急外来看護師トリアージの現状をアンケート調査により実施した。
【結果】有効回答は155施設(回収率35.2%)であり、トリアージナースの導入施設は75施設(48%)だった。75施設のうち小児トリアージの実施施設は12施設(16%)であり、以下この12施設の結果を報告する。小児トリアージ導入の動機は、救急外来混雑の改善目的が7施設、診療報酬改訂が3施設だった。ガイドラインを有するのは11施設(92%)と高率であるが、CTAS/JTAS改訂版の使用は4施設(42%)のみで、他5施設(50%)は自施設独自に作成したものを使用していた。トリアージの事後評価体制があるのは4施設(33%)と低率であり、各施設では教育・研修上の問題やトリアージナースの質の問題、事後検証の必要性等を問題点として自覚していた。
【考察】小児トリアージを実施している施設では、ガイドラインの使用率は高いが独自のものが多いため、事後検証の普遍性を保つには標準化が望まれる。また、トリアージナースの教育や研修体制に課題を有する施設も多く、教育研修プログラムの改善が必要である。
2.トリアージナース養成プログラムの作成と運用
関東地区の大学病院救急外来に勤務するトリアージナース候補者を対象にして、トリアージナース養成のための研修会を2013年3月に千葉県浦安市内で開催した。研修内容は、院内トリアージの概要(トリアージの概念、目的、意義、過程)、トリアージナースの役割、トリアージの過程に関する講義と、成人患者及び小児患者のトリアージプロセスに関する演習問題のグループワークである。

現在までの達成度 (区分)
理由

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 救急外来での看護師によるトリアージに関する現状と課題2012

    • 著者名/発表者名
      島尻史子、斉藤伊都子、西村あをい、岡本健
    • 学会等名
      第14回日本救急看護学会学術集会
    • 発表場所
      東京ファッションタウンビル
    • 年月日
      20121102-20121103
  • [学会発表] 救急外来におけるトリアージの質の評価に関する全国調査2012

    • 著者名/発表者名
      島尻史子、澤井香子、斉藤伊都子、森川美樹、寒竹正人、西村あをい、岡本健、田中裕
    • 学会等名
      第15回日本臨床救急学会学術集会
    • 発表場所
      熊本県立劇場
    • 年月日
      20120616-20120617
  • [学会発表] 救急医療における看護師トリアージ体制の課題2012

    • 著者名/発表者名
      澤井香子、西村あをい、岡本健、寒竹正人、森川美樹、斉藤伊都子、島尻史子
    • 学会等名
      第26回日本小児救急医学会学術集会
    • 発表場所
      大田区民ホール アプリコ
    • 年月日
      20120601-20120602

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公開日: 2014-07-24  

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