研究課題/領域番号 |
22592519
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研究機関 | 聖路加看護大学 |
研究代表者 |
永森 久美子 聖路加看護大学, 看護学部, 准教授 (60289965)
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研究分担者 |
堀内 成子 聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70157056)
大隅 香 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (70407625)
小黒 道子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (90512468)
飯田 真理子 聖路加看護大学, 看護学部, 助教 (90438854)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 助産師 / 継続ケア / 女性中心のケア |
研究概要 |
本年度は、「女性を中心とした」ケアを受けた女性が、どのような体験をしていたのかを探索するために、出産後の女性を対象にインタビュー調査を行った。 研究対象は妊娠期から出産後1カ月まで助産師による継続的なケアを受けた女性(出産後1カ月から1年7カ月まで)13名で、グループフォーカスインタビューを2013年3月に行った。インタビューは1グループ4~5人で、インタビュー時間は1時間30分程度、インタビュー回数は1回とした。インタビュー内容は、「助産師のケアを選んだ理由」、「助産師からどのようなケアを受けたか」「そのケアはどのようなものであったか」「そのケアはどのようなものであったか」などであった。インタビューの内容を逐語に起こしたものをデータとし、「助産師から受けたケアがもたらしたもの」が語られている部分を抽出し、類似するものをカテゴリー化した。 母親の年齢は29~42歳(平均34.8歳)、初産婦8人、経産婦5人であった。1名は分娩期に他院へ搬送となり、分娩後に引き続き助産師の継続的なケアを受けていた。 助産師による妊娠期から継続したケアを受けた女性の体験は、「助産師と信頼関係を築く」、「不安を取り除き安心感を得た」、「前向きに取り組めた」、「顔見知りだからこそ得られた個別のケア」、「ありのままでいられた」、「助産師とつながる」というカテゴリーが抽出された。上記のことから、継続的な助産師のケアは、個々の女性を尊重した「女性中心のケア」であり、そのケアは分娩体験をより満足度の高いものにすることが示唆された。また、その体験が分娩後数カ月以上の時を経ても、助産師や出産場所への愛着へつながるのではないかと考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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