• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

妊娠を望む女性の気がかりとプレコンセプション・サポートの検討

研究課題

研究課題/領域番号 22592521
研究機関聖路加看護大学

研究代表者

森 明子  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (60255958)

研究分担者 野澤 美江子  東京工科大学, 医療保健学部, 教授 (40279914)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード医療・福祉 / 看護学 / 妊娠前ケア / リプロダクティブ・ヘルス / ウィメンズ・ヘルス
研究概要

1.対象者:平均年齢32.96(R19-44,SD6.132)歳。正職員と未婚者が多かった。
2.妊娠・子育ての気がかり:個人的因子、家族的因子は関連がなかった。気がかりと、その対処とは相関があり(r=.315, p<.000)、気がかりのある人ほど対処していた。妊娠について相談する人がいる人は、いない人に比べ対処得点が高い傾向があった(t=-1.879, p=.063)。妊娠・子育ての気がかりについて因子分析の結果、4因子が抽出され(寄与率57.14%)、第1因子「障がい児を産み育てることへの不安」、第2因子「自分の病気が妊娠・胎児に影響することへの不安」、第3因子「親となること・子育てに対する支援への不安」、第4因子「妊娠しにくさと流産への不安」と考えた。
3.妊娠の計画性:いずれ妊娠したい人が多かった。個人的因子2つと関連があった。1つは婦人科系疾患でこれに罹患したことがある人は、ない人に比べ、すぐ妊娠したい人が多く、いずれ妊娠したい人は少なく、妊娠したくない人が多かった(χ2=11.943, p=.003)。2つ目は経済的安定感で安定感のある人は、ない人に比べ、すぐ妊娠したい人といずれ妊娠したい人が多く、妊娠したくない人が少なかった(χ2=6.847, p=.033)。妊娠の相談要求のある人は、ない人に比べてすぐ妊娠したい人、いずれ妊娠したい人、妊娠したくない人のすべて多い傾向があった(χ2=5.572, p=.062)。妊娠の計画性と妊娠・子育ての気がかりは関連がなかった。
4.社会制度やサポートの希望:社会制度やサポートの希望は、妊娠・子育ての気がかりと相関があり(r=.318, p=.000)、気がかりのある人ほど社会制度やサポートを希望していた。また、年齢と負の相関がみられ(r=-.294, p=.001)、年齢が若いほど社会制度やサポートを希望していた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 不妊治療中の女性の性のQOLと関連要因2012

    • 著者名/発表者名
      森 明子
    • 雑誌名

      日本性科学会雑誌

      巻: 第30巻1・2号 ページ: 25-34

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi