研究概要 |
子育て支援者として期待されている祖母に対して,祖母の子育て支援の促進と,祖母自身の健康増進ならびに役割受容やQOL向上をめざした教育プログラムを実践し,祖母のサポート提供の状況,役割受容,自己肯定感,主観的QOLとサポート提供を受ける母親の母親としての役割受容意識の観点から教育プログラムの効果について検討することを本研究の目的とした. 平成23年度は,開発した祖母の子育て支援とQOLを促進する教育プログラムを実施し,教育プログラムの効果の検討に必要なデータ,すなわち対照群データと比較するための介入群のデータ(祖母と母親を対象,祖母のサポート提供の状況,役割受容,自己肯定感,主観的QOL,サポート提供を受ける母親の母親としての役割受容意識)を,縦断的に継続して(妊娠後期,産後入院中,産後1か月,産後3か月,産後6か月)収集した.祖母の子育て支援とQOLを促進する教育プログラム作成の過程において,教育プログラムの根拠となる子育て支援を行う祖母と支援を受ける母親に関する研究の結果の一部を公表した.
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