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2010 年度 実績報告書

妊娠中からの人的ネットワークの調整と泣きへの対応を含む子育て支援プログラムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22592533
研究機関日本体育大学

研究代表者

岡本 美和子  日本体育大学, 女子短期大学部・幼児教育保育科, 教授 (70435262)

キーワード子どもの泣き / 子育て支援 / 情緒的動揺 / 人的ネットワーク / 介入研究 / 両親学級
研究概要

本研究の目的は、妊娠中の初産婦を対象に、乳児期早期の子どもの泣きへの対応を含めた人的ネットワーク調整のための子育て支援プログラムを構築することである。支援プログラムを作成するにあたっては申請者による先行研究(Okamoto, M.2009)で構造化した情緒的動揺と関連要因の因果モデルを参考に、出産後早期からの子どもの泣きに関する正しい知識と適切な対応および人的ネットワーク整備のための子育て支援プログラムの参考となる資料の整理を行った。
資料整理のポイントは、児が泣くことの意味と成長に伴う泣きの特徴とパターン、泣きへの具体的な対処方法、パートナーの役割と話し合うことの必要性、支援につながる社会資源、疲労感軽減のための方策についてであった。
その結果、今後の看護的介入研究のツールとなる、本研究オリジナルのハンドブックを作成した。ハンドブック(タイトル:「抱きしめたい君がやってくる」)の構成内容は、(1)出産直後の母親の心身の体調、(2)ダブルキャストによる子育てとは、(3)パートナーによる直接育児と間接育児、(4)育児中のパートナーとのコミュニケーションの取り方、(5)児が泣くことの意味と成長に伴う泣きの特徴とパターン、(6)泣きへの具体的な対処方法、(7)母親と父親自身のケアのための社会資源の活用についてである。
平成23年度の継続研究では、上記オリジナルハンドブックを使用しながら、妊娠中に開催される両親学級において看護介入を行い、子どもの持続する泣きが減少するといわれる出産後3~4ヵ月頃までを目途に前向き調査を実施する。
引用文献 Okamoto, M.: Causal model structure analysis of emotional unrest in first time mothers faced with persistent infant crying 6-7 weeks postpartum. Asian Nursing Research, 13(1);2009

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 育児学級を担当した助産師の気づきと変化2011

    • 著者名/発表者名
      岡本美和子、池田悠
    • 雑誌名

      日本看護学会論文集

      巻: 41号 ページ: 78-81

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 子どもの泣きと母親の情緒的動揺2010

    • 著者名/発表者名
      岡本美和子
    • 雑誌名

      日本乳幼児医学・心理学会誌

      巻: VOL.19 ページ: 125-132

  • [学会発表] Longitudinal study of correlated factors for emotional unrest in mothers experienced as a result of infant crying.2010

    • 著者名/発表者名
      岡本美和子、時本久美子、松岡恵
    • 学会等名
      国際女性心身医学会(ISPOG)
    • 発表場所
      Scuola Grande S.Giovanni (Italy)
    • 年月日
      2010-10-29
  • [学会発表] 育児学級を担当した助産師の気づきと変化2010

    • 著者名/発表者名
      岡本美和子、池田悠
    • 学会等名
      日本看護学会
    • 発表場所
      つくば国際会議場(茨城県)
    • 年月日
      2010-07-29
  • [学会発表] 乳児の泣きへの対応を含む子育て支援プログラムの作成と実践2010

    • 著者名/発表者名
      岡本美和子
    • 学会等名
      日本保育学会
    • 発表場所
      松山東雲女子大学(愛媛県)
    • 年月日
      2010-05-23

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公開日: 2012-07-19  

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