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2012 年度 実績報告書

地域性を考慮した冬期の介護予防プログラム構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22592539
研究機関金沢大学

研究代表者

表 志津子  金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904)

研究分担者 岡本 理恵  金沢大学, 保健学系, 准教授 (50303285)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード介護予防 / 冬期 / プログラム / 後期高齢者
研究概要

本年度の実施は,最終年度の調査、研究のまとめ、及びプログラムの検討である。
①平成22年度(1期)、23年度(2期)の参加者の冬期間の結果を分析し、活動量との関係を分析した。冬期間の分析が可能な71名を対象として、平均活動量、平均歩数を従属変数とし、ステップワイズ重回帰分析を行った。目的変数は属性、介護予防評価、老人期うつ病評価尺度、日中過ごす居室の室温、12月と3月の握力、足指間力、BMI、ファイブコグ(認知機能)である。平均年齢は73.7±5.8歳であった。3Metz以上の平均活動量は2.2±1.4Metz、平均歩数は5,584±2,400、日中の平均居室室温は16.3℃であった。12月と3月では左握力が有意に増加し、左足指力が有意に低下した。平均活動量に関連したのは、年齢(β=-.408、P<0.01)、認知機能(β=.211、 P<0.05)、介護予防評価(β=-.330、P<0.01)、日中の平均居室室温(β=.213、P<0.05)であった。
②2期冬期の参加者を対象に、秋期(10月)の継続調査を行った。研究期間を通じて、冬期間と秋の比較が可能な継続参加者の総数は48名であり、対応のあるt検定を行った。冬期に比べ秋期は、平均歩数は947歩有意に多かった。握力は左右共に有意に増加し、足指間力は左右とも有意な低下はなかった。老年期抑うつ尺度の得点は有意に改善した。認知機能の得点は改善したが有意差はなかった。
③以上より冬期の活動量を維持するには、室温への配慮と認知機能の低下予防が必要であると示唆が得られた。また、歩数は健康日本21の目標値を下回っており、介護予防、認知症予防と関連する歩行力を高めるには、冬期間の足の力低下を予防するサポートが必要であると示唆が得られ、今後の介入プログラムを作成する貴重な資料となった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 地域性を考慮した認知症予防プログラムの構築に関する一考察

    • 著者名/発表者名
      坂本幸恵
    • 学会等名
      第43回日本看護学会地域看護学術集会
    • 発表場所
      長良川国際会議場(岐阜県)
  • [学会発表] 北陸において冬期の認知症予防教室に参加する高齢者の活動に関連する要因の検討

    • 著者名/発表者名
      表志津子
    • 学会等名
      第71回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      サンルート国際ホテル山口(山口県)
  • [学会発表] Factors associated with the winter activity of elderly individuals living in regions with snowfall

    • 著者名/発表者名
      Shizuko Omote
    • 学会等名
      3rd international public health nursing conference2013
    • 発表場所
      National University of Ireland Galway (Ireland)

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公開日: 2014-07-24  

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