1.研究計画・方法:本研究の目的は、予防重視型介護保険制度施行後の都市在住高齢者の基礎調査から「閉じこもり」ハイリスク高齢者のスクリーニング手法の作成と訪問型介入プログラムの開発と効果を検証することである 2.研究目的を達成するための22年度課題 1)22年度は、「閉じこもり」ハイリスク・スクーリング調査票などのプログラム作成の準備 成果:申請者は、札幌市立大学学術奨励研究費を採択し、研究課題として、「地域高齢者の季節の違いにより外出頻度と精神健康との関連」研究に取り組んだ。高齢者の協力者を募り、介入研究として、数名の高齢者に「回想法研究」を実施した。この試みから、在宅訪問し、自宅でのインタヴュを受託されるのは容易なことでないことが明確になり、今後検討とする。2)本研究の調査実施にあたり、申請者は調査対象地域の地区と街づくり会議と協賛し、連携を図ることを企画・運営、成果:本研究の課題は都市地区在住高齢者の閉じこもり予防の視点より、アンケート調査、訪問型介入を実施する予定である。従って、当該地域のまちづくり会議に参加するなど町内会および老人会の委員等の交流を計画的に実施した。 3)施設訪問の実施:(1)気の里ナーシングホームの訪問:成果;□スパイトケア(2004年)、訪問看護サーボス(2008年)、認知症対応デイサービス(2009年)を追加し、実施。施設の理念は、地区在住の高齢者の虚弱、認知症の人と家族がふつうの生活を継続できるための家族を支えるシステムを構築し、運営している。(2)「認知症の人と家族の会」の訪問。成果:認知症の人と家族の会」は、1980年に京都で発足した全国的な民間団体で、国際アルツハーマー病協会に加盟し、認知症の家族を支える家族、専門職の人などが会員になって、家族の集い、電話相談研究会を実施しているが、訪問し、情報収集を行った。 3.22年度の実績要約:初年度は上記に掲載したことに従い、23年度の実際的な調査研究の実施に向けた、準備となる成果を得ることができた。
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