• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

壮年期都市部住民に対する健康づくり支援システム構築のための実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 22592556
研究機関横浜市立大学

研究代表者

田口 理恵  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (90301126)

研究分担者 河原 智江  横浜創英大学, 看護学部, 教授 (10438145)
研究期間 (年度) 2010-10-20 – 2013-03-31
キーワード壮年期 / 国保被保険者 / 生活習慣病予防 / 健診受診 / 保健信念
研究概要

【目的】壮年期層の生活習慣病健診受診率向上に向けて、国民健康保険被保険者(以下、国保)、被用者保険被保険者(以下、被用者保険)の2群間の健診受診に関わる特性の比較を行うとともに、健診受診に関わる保健信念の構造を明らかにし、健診受診との関連性を検討した。
【方法】web調査会社の30~59歳の男女登録モニターから9,356名を無作為抽出し、調査案内を電子メール配信し、回答期間内に回答した先着2,809名を解析対象とした。調査項目は、医療保険の種類、基本属性、保健行動、主観的健康感等と、健診受診に関する保健信念である。1)国保、被用者保険の2群間において、その特性を比較検討するため、比較分析を行った。2)健診受診に関わる保健信念の構造を明らかにし、健診受診との関連性を検討するため、健診受診に関わる保健信念36項目について、因子分析を行い、同定された各因子と過去1年間の健診受診の有無、これまでの健診受診頻度、並びに今後の健診受診の意向の間で相関を求めた。
【結果と考察】1)国保では、健康度が低く、望ましい保健行動が取られていない割合も高いことが示された。国保では、未婚率の高さや経済状況の厳しさ、また学歴の低さとともに、幸福感の低さが認められ、今後これら背景因子を踏まえた、健診受診促進策の検討が必要であると考えられた。また、「健康を失う可能性の自覚」以外の全ての健診受診に関する保健信念のコンストラクトにおいて、国保と被用者保険との間で有意差が認められた。2)因子分析の結果、健診受診の保健信念は「健診受診の障害」、「病気への不安」、「健康の必要性」、「健診への親和性」の4因子構造を示した。健診受診との相関が最も強いのは「健診受診の障害」であり、壮年期層の健診受診促進には、「健診受診の障害」を取り除くことが最も有効であることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 壮年期における健康診断受診に関わる保健信念の検討2012

    • 著者名/発表者名
      田口(袴田)理恵、河原智江、田髙悦子
    • 学会等名
      第32回日本看護科学学会学術集会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム(東京)
    • 年月日
      20121130-20121201
  • [学会発表] 壮年期国保被保険者と被用者保険被保険者の比較・第2報-健診受診に関する保健信念-2012

    • 著者名/発表者名
      田口(袴田)理恵、鈴木清美、相馬純子、田高悦子、小堀悦孝
    • 学会等名
      第71回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      山口市民会館(山口)
    • 年月日
      20121024-20121026
  • [学会発表] 壮年期国保被保険者と被用者保険被保険者の比較・第1報-保健行動、健康度、幸福度-2012

    • 著者名/発表者名
      河原智江、田口(袴田)理恵、鈴木清美、相馬純子、田高悦子、小堀悦孝
    • 学会等名
      第71回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      山口市民会館(山口)
    • 年月日
      20121024-20121026

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi