本研究は、 都市部在住の壮年期国民健康保険被保険者に対し、ソーシャル・マーケティングにもとづく健康づくり支援システムを開発するための第一段階として、対象集団のセグメンテーション方法について検討したものである。本研究により、生活習慣病予防対策においては 30~40 歳代をターゲットとすることが必要であり、 特に女性については居住地区ごとの対策が重要であることが示唆された。また、健診受診に関する保健信念は 4 因子から構成され、中でも「健診受診の障害認知」を低減することが、健診受診促進に奏功する可能性が示された。
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