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2011 年度 実績報告書

呼吸器疾患患者の増悪およびQOL低下に関連する気象要因

研究課題

研究課題/領域番号 22592559
研究機関大阪府立大学

研究代表者

階堂 武郎  大阪府立大学, 看護学部, 教授 (20152580)

研究分担者 鈴木 幸子  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 教授 (60285319)
キーワード気象要因 / 呼吸器疾患 / 疾患増悪
研究概要

研究初年度の平成22年度には,平成23年1月に大阪府中央部北側に位置する地域の医療機関に臨床研究申請書と臨床研究部院外研究員申込書を提出し,平成23年3月から平成24年9月末までのコホート研究が承認された。研究対象者数は主に慢性閉塞性肺疾患COPDを基礎疾患とする患者30人(在宅酸素療法HOT患者15人と、HOT移行前の準慢性呼吸不全患者15人)である。医療機関の承認後すぐに対象者のリクルート活動を開始したが,平成22年度は期間が短かったこともあり,HOT移行前の準慢性呼吸不全患者1人からのみ研究協力の承諾が得られた。このことを受けて平成23年度は本格的に対象者のリクルート活動を行った。
慢性閉塞性肺疾患を基礎疾患とするHOT移行前の準慢性呼吸不全患者については,2011年5月に2人,6月に9人,7月に3人から研究協力の承諾が得られた結果,2011年7月末には目標とする15人の研究協力者によるコホート研究を開始することができた。しかし,2011年8月に1人,2012年2月に1人の対象者から中止の申し出を受けたので,2012年2月と3月に1人ずつ新たに研究協力者をリクルートして,15人の研究協力者(男13人,女2人)による2012年9月末までのコホート研究を継続している。
これに対して,慢性閉塞性肺疾患を基礎疾患とする在宅酸素療法患者については,2011年5月に2人,6月に3人,7月に2人,2012年3月に1人から研究協力の承諾が得られたが,計8人の研究協力者(全員男)が得られたのみで目標とする15人には達していない。しかも1人は配偶者の死亡により体調を崩して一時中断している。日誌に酸素飽和度や脈拍数,息苦しさの度合いなどをかなりの期間にわたって継続して記入するのは負担が大きいことが主な理由である。現在は目標数に近づくようにリクルート活動をしながら7人の対象者によるコホート研究を継続している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

慢性閉塞性肺疾患を基礎疾患とする在宅酸素療法患者については目標数の15名に達していないこと。

今後の研究の推進方策

在宅酸素療法患者にとっては1日数回酸素飽和度や脈拍数を継続して記入するのは負担が大きいので,例えば酸素飽和度の測定を起床時と就寝時のみに限定し,さらに研究協力を夏期期間のみとして期間の短縮をするなど負担を軽減してリクルート活動を行う予定である。

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公開日: 2013-06-26  

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