研究課題/領域番号 |
22592564
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
春山 早苗 自治医科大学, 看護学部, 教授 (00269325)
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研究分担者 |
塚本 友栄 自治医科大学, 看護学部, 准教授 (00275778)
関山 友子 自治医科大学, 看護学部, 助教 (20614192)
島田 裕子 自治医科大学, 看護学部, 助教 (40556180)
鈴木 久美子 自治医科大学, 看護学部, 准教授 (80341783)
青木 さぎ里 自治医科大学, 看護学部, 助教 (90438614)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 看護学 / 保健師 / 地区管理 / へき地 / 市町村合併 / 離島 / 山村過疎地域 / 行政看護管理 |
研究概要 |
平成の大合併により離島又は山村過疎地域を有する町村と合併した市町の保健師活動を詳細に調べてへき地とへき地以外の地域という地域特性の相違性が大きい地域が内在する市町の保健師活動における地区管理方法を明らかにすることを目的に、今年度は以下を行った。 離島を有する町村と合併した2市の保健師9名、山村過疎地域を有する町村と合併した3市町の保健師9名を対象に、昨年度までに半構成的インタビューにより収集した平成22年度から23年度までの行政看護管理過程(地区管理)に関わる活動のデータの不足データを収集した。離島、山村過疎地域の各々が内在する場合、両者併せてへき地が内在する場合の地区管理方法を分析した。 結果、へき地が内在する場合の地区管理の問題を捉える保健師の視点には、地区単位の健康課題の明確化・活動の優先順位、事業の利用機会の地区差、各地区の状況の保健師間共有の程度、要支援対象の情報を得る機会、保健師の経験があり、加えて離島が内在する場合には地区(島)単位の地域性の明確化が、山村過疎地域が内在する場合には地区単位の活動実施状況、対象数の地区差、事業の費用対効果、地区住民の主体性があった。へき地が内在する場合の地区管理の観点から活動方法を選択・決定する保健師の視点には、住民の保健事業へのアクセス、地区組織の主体性、担当地区内の社会資源の有無、住民の健康状態を把握できる客観的情報、担当地区の人口、関係者が話し合う場・機会があり、加えて離島が内在する場合には他地区(島)のよい活動が、山村過疎地域が内在する場合には地区ごとの保健師のマンパワー等があった。 へき地が内在し地域特性の相違性が大きい市町の地区管理方法において、保健師は地区特有の状況の明確化や住民・関係者との接点、支援対象の優先順位、保健師の経験、他地区の活動等に目を向け、活動方法を選択・決定していくことが重要であると考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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