研究課題/領域番号 |
22592567
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研究機関 | 四日市看護医療大学 |
研究代表者 |
河野 啓子 四日市看護医療大学, 看護学部, 教授 (00225377)
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研究分担者 |
後藤 由紀 四日市看護医療大学, 看護学部, 准教授 (20309983)
野口 多惠子 四日市看護医療大学, 看護学部, 教授 (40070685)
吉川 悦子 東京有明医療大学, 看護学部, 講師 (00435554)
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キーワード | 産業看護 / コンピテンシー / 卒後継続教育 / 看護の質 |
研究概要 |
平成22年度から23年度にかけて実施した8例のインタビュー調査の結果を質的統合法(KJ法)を用いて分析し、産業看護職にとって必要な7つのコンピテンシー(自己成長する力、産業看護の本質を貫く力、チーム力を高める力、戦略立案・業務遂行する力、人・部門・組織間を調整する力、人の成長をサポートする力、創出する力)を明らかにした。 この結果を平成24年3月にメキシコで開催された第30回国際産業保健学会で発表し、諸外国の産業看護職から、コメントをもらうことにより、妥当性を高めた。 近年の産業保健分野では、メンタルヘルスケア、作業関連疾患への対応が重要性を帯びており、きめ細かな健康支援を専門とする産業看護職への期待が大きくなっている。そのため、産業看護職の力量をあげることが、必須であることから、今回の研究成果は、それを具体化するうえで意義あるものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究の目的の1つである産業看護職にとって必要なコンピテンシーを明らかにし、国際会議で発表することにより、妥当性の高いものに修正できたと考える。
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今後の研究の推進方策 |
前年度までに、産業看護職に必要とされるコンピテンシーが確定できたことから、本年度は、そのコンピテンシーを醸成するための教育のあり方について、検討する。
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