研究課題
感染拡大を防ぐ最重要手段のひとつである手指衛生行動に関する地域住民の実態を調査し、手指衛生に関する問題点を明らかにし、効果的な手指衛生教育プログラムを検討・実施した。さらに継続的な手指衛生教育を実施することにより、地域住民の連携・協力のもとに、感染対策地域ネットワ-クを構築した。平成24年5月本学のある平井学区連合町内会役員7人、本学研究チーム5人による感染対策地域ネットワーク会議を立ち上げた。また、住民の感染対策の意識向上を目的に、同年8月我々が開発した手洗い教育プログラムを地域ボランティア30人に実施した。さらに、感染対策地域ネットワ-クによる地域住民への普及啓発活動として、手洗い教育に関するパンフレットの配布とともに、町内会ホ-ムペ-ジにパンフレット内容を掲載した。平成24年12月から平成25年3月まで、平井学区住民の感染症や災害発生時などの健康危機に対する課題と対策を明らかにした。本学研究チ-ムと感染対策地域ネットワーク等が協力し、平井学区公民館・小学校・幼稚園・医院・保健センターおよび住民へのインタビュー調査等を実施した。その結果、平井学区住民は災害等に備えた健康づくりへの意識が低いことがわかった。これを受けて今後、本学において地域住民を対象とした「感染・災害時に備える健康フェア」を、町内会、保健センターと協働開催する予定である。さらに平成25年3月、感染対策地域ネットワークメンバーを対象に、エンパワメントに関するアンケート調査を実施した。結果、「大学と健康づくり活動について話し合いたい」「地区の人々に健康づくり活動に参加してもらいたい」「地区の人々と健康づくり活動について話し合いたい」等の項目が特に高くなっていた。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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山陽看護学研究会誌
巻: 3 ページ: 20-22
巻: 2 ページ: 10-12