研究課題/領域番号 |
22592571
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
田中 美加 福岡大学, 医学部, 講師 (70412765)
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研究分担者 |
久佐賀 眞理 九州看護福祉大学, 看護福祉学部, 准教授 (10312167)
大倉 美鶴 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (70364172)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 地域高齢者 / 睡眠 / 抑うつ / 睡眠認知行動療法 / 介入研究 |
研究概要 |
平成24年度の研究目標は、昨年度に引き続き、「睡眠改善介入プログラムの夜間睡眠、抑うつ、認知機能、QOLへの効果を検証する」であり、具体的には1)昨年度実施した介入の評価データを分析する、2)結果を学会および学術誌へ発表することであった。 1)昨年度実施した介入の評価データを分析 無作為割付比較試験を用いて睡眠改善介入プログラムの夜間睡眠、抑うつへの効果を検証した。教育効果の評価は、介入前と介入3か月後の2群間における主観的な睡眠の質および抑うつの変化量を比較した。睡眠の質はピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)を、抑うつは高齢者用うつ尺度短縮版(GDS-S-J)を用いて調べた。介入群とコントロール群におけるPSQI得点の介入前後の変化量の差は1.71(95%CI:-0.66 - 4.09)ポイントで,有意差は認められなかったが(p = 0.16),PSQIの下位尺度の入眠時間においては0.85(95%CI: 0.22 - 1.48)ポイントと有意な違いが認められた(p = 0.008).抑うつにおいてはGDSの2群間の変化量の差は1.83(95%CI:0.5 - 3.17)ポイントと有意な差を認めた(p = 0.007). 2)学会および学術誌への発表 本研究の結果は、平成24年度に学会発表1件、学術誌発表4件、一般雑誌寄稿1件、報告書1件にて公表した。また、研究成果の社会還元として住民や地域保健医療職を対象とした講演会を3件実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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