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2012 年度 実績報告書

地域在住後期高齢者への自立促進ケアプログラムの導入とその効果の縦断的検証

研究課題

研究課題/領域番号 22592613
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

薬袋 淳子  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (10445124)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード後期高齢者 / 要介護 / 社会参加 / 前向きコホート
研究概要

社会活動参加と後期高齢者の日常生活機能の維持や身体障害の発生の低下に関する長期追跡調査は少なく、本研究ではその検証を行うことができた。
2005年に開始し、現在も進行中であるK市の後期高齢者を対象とした前向きコホートデータを用いて、ベースライン時に日常生活で介助が必要ではない自立後期高齢者1838人のデータについて分析した。社会参加状況は、老人の会などいずれかに所属し、活動に参加していれば社会参加高群とし、どれも参加していない場合は社会参加低群とした。Cox比例ハザードモデルを用いて、社会参加状況がその後に要介護になるリスクに与える影響を調べた結果、6年間の追跡で、約40% (736人)が要介護になっていた。要介護になるまでにかかる時間は、社会参加高群(中央値48.4ヵ月)で低群(19.9ヵ月)より有意に長かった。交絡可能な要因を調整しても、要介護になるリスクは社会参加高群で低群より31%低かった(ハザード比:0.70、95%信頼区間:0.60-0.83)。
また、教室参加率は、女性(Odds 1.85;95% CI 1.23-2.79)、主観的健康度高い(1.83;1.01-3.33)、健康に関心がある(15.4;2.06-114.7)で有意に高かった。 地域活動への参加率は、うつ傾向がない(1.9;1.18-3.05)、若者に話しかける(1.74;1.04-2.92)、近所と時々話す(3.26;1.31-8.11)、近所訪問しあう(6.04;1.99-18.29)、交通が便利(2.2;1.36-3.58)の高齢者が有意に高かった。地域介入として、各地区公民館を利用し「介護予防で体も心も地域もいきいき死ぬまで寝たきりにならない!」と題して、集会を開いた。同時に、お達者健診を開始し、アンケート調査を実施している。地域介入は、2006年から実施しており、現在も展開中である。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Factors related to participation in community health-related activities among elderly people aged 75 and older2013

    • 著者名/発表者名
      薬袋淳子
    • 学会等名
      The 16 EAFONS “Developing International Networking for Nursing Research
    • 発表場所
      Bangkok
    • 年月日
      20130221-20130222
  • [学会発表] Association Between Social Participation and Subsequent Functional Decline in Community-Dwelling Elderly Aged 75 Years and Above2013

    • 著者名/発表者名
      成順月
    • 学会等名
      The 16 EAFONS “Developing International Networking for Nursing Research
    • 発表場所
      Bangkok
    • 年月日
      20130221-20130222

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公開日: 2014-07-24  

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