研究課題/領域番号 |
22592615
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
内野 聖子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (00348096)
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キーワード | グループ回想法 / 実践能力 / 認知症高齢者 / 観察調査 / 実践者 |
研究概要 |
高齢者福祉施設では、認知症高齢者へのケアの困難さ、勤務状況の過酷さ、ケアスタッフ数の確保の困難などの問題が発生している状況がある。この状況においては、勤務し続けているケアスタッフへの負担が大きくなり、その結果、身体的・精神的に疲弊している状況が継続することによって質の高いケアを提供することに困難を極めると考えられる。そこで、研究者はグループ回想法の高齢者への効果のみならず、ケアスタッフ(回想法実践者)への効果にも期待している。今後、回想法実践者がその効果を自分自身で実感し、バーンアウト軽減効果を向上させるためにも、回想法実践能力の向上をとらえられる尺度が必要である。回想法実践能力を客観的に把握することは、スタッフ教育効果にも生かされる可能性があり、より質の高い高齢者ケアの提供に貢献できるのではないかと考える。 本研究の目的は、(1)認知症高齢者を対象にしたグループ回想法を実施した者の回想法実践能力を客観的に捉えられる尺度を開発する、(2)回想法実践能力尺度を開発する過程において専門職的自律性やバーンアウトなどとの関連を明確していくことの2点である。 平成23年度は目的(1)に引き続き(2)を達成するため、ビデオ録画された回想法実施場面について観察調査を行った。平成23年度は、この結果について学会発表を行った。 平成24年度は、観察調査結果を元に作成した回想法実践能力尺度の信頼性、妥当性をアンケート調査、観察調査結果により検証する。 なお、本研究結果は今後も学会発表や学会誌へ投稿する予定である。また、関連する事項については、平成23年度において学会誌へ投稿した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成23年度に、尺度の信頼性、妥当性を検証して、24年度には研究論文を作成していく予定であったが、1年遅れの状況であるため。
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今後の研究の推進方策 |
予定よりも1年遅れではあるが、計画内容に基づいて研究を進めていく。
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