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2011 年度 実績報告書

修正版在宅療養移行時アセスメントシートの有用性

研究課題

研究課題/領域番号 22592617
研究機関順天堂大学

研究代表者

樋口 キエ子  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (60320636)

研究分担者 小竹 久実子  順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (90320639)
キーワード退院支援 / 継続看護 / 在宅移行時 / アセスメントシート / 連携 / 訪問看護
研究概要

【目的】退院患者の在宅への移行が円滑に進み、必要な継続看護が継続先に繋がる「修正版在宅療養移行時アセスメントシート(以下ツール]」の作成、プレテスト、実際の患者例に使用、病院看護師及び訪問看護師による使用前後の評価をする。
【方法】シートの目的「継続看護の充実化と在宅移行の円滑化」1)シートは属性、アセスメントの課題を含む10の大項目と 92の小項目で構成、型式はA3 1枚見開き、2枚複写。項目の特徴は ①保健医療福祉資源追加、②訪問看護への継続情報挿入、③継続する課題の明確化、④家族への支援を新たに追加した。2)ツールの有用性を評価するための調査表。 ①調査表は病院看護師、訪問看護師共に使用前と後の調査用紙を作成した。調査項目は、シートの目的と本研究で追加した使用前36項目、使用後39項目とした。②調査協力者の属性は所属施設の退院支援体制等28項目とした。3)4回のプレテストを繰り返し、精度を高めた 4)T県内100床以上の病院、月に2-3件の訪問看護利用患者が退院する施設を選択し、実際の患者例に使用、病院看護師及び訪問看護師による使用前後の評価を実施した
【結果・成果】15施設に146件の調査を依頼。調査期間23年12-5月末。返却(24年3/14付け中間)16件より:1)シートの記入状況: ①患者家族の意向 ②関連職種の意見 ③継続医療処置及び指導状況の明確化 ④家族の介護力欄活用⑤在宅移行に向けた書類や器具の準備欄活用 ⑥シート内容のアセスメントによる残された課題の明確化の記述あり。
2)調査表:使用後は使用前に比し概ね点数の上昇が見られる  3)属性:退院支援の現状、本シートへの期待の意見がある。 課題は、 シートの回収率を高める努力と有用性の分析をすることである

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

調査返却数が少ない,その理由は、業務繁忙により、調査協力病院看護管理者と退院支援に関わる看護師との連絡調整が円滑に行かない・本研究に関する認識が啓蒙されておらず,優先度が低い事が挙げられる。

今後の研究の推進方策

調査表の回収率を高めるため以下の努力をしている、又今後継続する
・協力施設に中間回収状況を伝え、できる範囲での協力を仰ぐ
・施設協力者に本研究の意義、退院支援の意義について説明に出向く
・調査協力者にシート活用状況の意見を伺い、協力し易い工夫をする

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 継続看護のツールの最近の動向

    • 著者名/発表者名
      樋口 キエ子
    • 学会等名
      第37回 日本看護研究学会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜

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公開日: 2014-07-24  

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