研究課題/領域番号 |
22592617
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
樋口 キエ子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (60320636)
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研究分担者 |
小竹 久実子 順天堂大学, 医療看護学部, 准教授 (90320639)
大園 康文 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (80615518)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 在宅移行時 / 退院支援 / 継続看護 / 家族支援 / 連携 |
研究概要 |
「修正版在宅療養移行時アセスメントシート(以下シート)」とは、継続看護の充実化を目的に、退院させる側で準備・連絡・調整する1ツール。今回の特徴は、全体像がみえる基礎情報、家族支援等を強化し、「シート」使用前後の評価を病院看護師と退院後の療養者を担当する訪問看護師に縦断的調査をした。 目的:修正版「シート」の有用性をシートの記入実態、病院と訪問看護師の使用前後評価により検証する。 方法:1)対象:S県内100床以上の病院で調査に同意が得られた看護師37名、S県内訪間看護事業所の看護師39名。2)調査内容・方法(1) 調査1:病院看護師による退院患者のシートの記入実態(2) 調査2:病院および訪問看護師によるシート使用前・後の評価(3) 調査3:シート評価尺度の信頼性・妥当性の検討 結果/考察1)調査1:使用患者の性別:男性19名・女性18名、平均年齢80.2歳、病名:慢性疾患(脳血管疾患等)25名・悪性腫瘍13名、介護認定:有り19名で要介護V8名・申請中9名他、家族情報:高齢夫婦13名他、本人の意向:有り2名・未記入38名、家族意向:有り17名・未記入23名。療養主体である患者家族の意向確認の工夫が必要である、患者の心身面の記入がされている結果より、本シートの方向性は支持された。2) 調査1:前後比較の病棟看護師評価【対象の生活像が把握できるp=0.012】他多くの項目で、有意に差が認められた。訪問看護師評価は【対象に関わる保健医療福祉資源が把握p=0.43】【療養者の基本動作p=0.0486】以外、有意な差は認められなかった。本シートの有用性が示唆された。(3) 調査3:評価尺度36項目6段階評定を因子分析の最尤法バリマックス回転にて検討した、累積寄与率73.448%で、「在宅移行に向けての準備・調整」等5因子抽出された。 シート評価尺度の構成概念妥当性・信頼性が検証された。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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