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2012 年度 実績報告書

胃瘻からの半固形経管栄養法の安全で簡便な看護技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22592622
研究機関昭和大学

研究代表者

小長谷 百絵  昭和大学, 保健医療学部, 教授 (10269293)

研究分担者 水野 敏子  東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (10153305)
坂井 志麻  東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (40439831)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード胃瘻からの経管栄養 / 半固形栄養剤 / スキントラブル / 栄養管理 / 胃食道逆流現象
研究概要

【目的】特別養護老人ホーム(以下特養)での胃瘻からの経管栄養の実施状況や対象者の特徴、トラブルの実態と看護師が苦慮することを明らかにする。
【方法】福祉保健医療情報に掲載された開設して3年以上の特護5812施設からランダムに抽出した1800施設の特養の施設長に研究協力依頼書と調査票を送付し看護職に回答を求めた。調査は昭和大学保健医療学部の倫理委員会の承認を得た。
【結果】379施設の看護職より回答を得た(回収率21.1%)。入所者が50名以下の施設は102施設(27%)、51~75人が106施設(28.1%)であった。夜間看護師が勤務している施設は11施設でその他はオンコール等待機型であった。栄養剤の種類として液体栄養剤(以下液体)を使用している利用者が1823名、半固形栄養剤(以下半固形)は493名、両方使用している利用者は65名であった。半固形は施設の入所者の定員に対し平均2.4%の入所者が使用していた(最大20%)。液体は入所者定員のうち平均7.6%が使用し(最大36.7%)、液体を使用している入所者の方が有意に多かった(p<0.05)。胃瘻からの経管栄養の年数として5~10年のものは486人、10年以上のものは49人であった。経管栄養のトラブルとしては「瘻孔部のただれや不良肉芽」で液体は17%、半固形は20%と多く、次に「胃食道逆流傾向」で液体は8%、半固形は13%で有意に半固形の方が高い発生率であった。トラブルの中で看護師が苦慮することとして「胃瘻周囲のスキントラブルへのケア方法」が119名、次に「下痢や嘔吐等の消化器症状時の経管栄養管理法」81名で、「特にない」と答えてものは133名(30%)であった。
【考察】半固形の方が下痢や便秘、胃食道逆流現象が少ないといわれているが「胃食道逆流現象」は半固形の方が多く検討課題として挙げられた。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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