本研究では、未治療や治療中断の精神障害者、特に未治療期間の短縮の効果が大きいと考えられる、10代から30代に焦点をあてて、保健師へのインタビュー調査から支援方法を明らかにし、ケアプログラムの作成をすることを目的とした。 プログラムは大きく、(1)対象者に対する支援の必要性のアセスメント(2)相談・信頼関係の構築を目指した、能動的な働きかけの実施、(3)受療やサービスに繋げる支援の継続的な提供の大きく3つから構成された。プログラムが効果的に機能するためには、事例検討などの職場の組織的なバックアップが必要なことが示唆された。
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