研究課題
基盤研究(C)
NAGPRAはその条項「文化的所属(Cultural Affiliation)」の中で、所有を前提とする近代主権を有する民族であることを要求している。そのため、排他的に近代民族概念を適応せざるを得ないことがあり、歴史的に複合的な要素が積み重なったアイテムに対して問題があった。このような近代民族概念を要求する概念の修正が求められていることが分かった。また、先住民族のアイテムに関しての言語媒体をめぐる主権を、アート・マーケットの中に可能にする契機がある。「アート」は市場を相手にするため、解釈の偶有性、臨界点に委ねるためである。日本との比較においては、博物館における先住民族のアイテムの解釈を、信仰の自由という観点から議論されることが少ないことに問題があることも分かった。
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『ことばと文化』(静岡県立大学英米文化研究所発行紀要)
巻: 第16号 ページ: 1-14
Journal of International Relations and Comparative Culture
巻: 11(2013) ページ: 59-69
Conference Proceedings for The Museum2011 (CD-Rom Version), The National History Museum of Taiwan& Department of Museum Studies, University of Leicester