大阪湾環境再生連絡会が主催する「大阪湾生き物一斉調査」に参画し、市民団体による調査を自然史博物館の立場でサポートした。調査の輪は年々広がり、博物館の存在価値が十二分に発揮されている。2013年度が大阪湾再生行動計画の最終年となることから、その前年からの2年間を「大阪湾Years 2012-2013」とする枠組みを行政関係者、大学等の研究者、市民団体などと連携しつつ創出した。さらに大阪湾を囲む博物館・水族館7施設に呼びかけて、平成25年度中に大阪湾に関連した企画展示を、「大阪湾Years連携企画展」としてそれぞれの施設において開催する運びとなった。設置者の異なる地域の博物館・水族館が連携して共通テーマで同一年度にそれぞれが企画展を開催するという取り組みは、博物館界においても画期的であると評価されている。
|