研究課題/領域番号 |
22604008
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研究機関 | 独立行政法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
山崎 大 独立行政法人日本原子力研究開発機構, J-PARCセンター, 副主任研究員 (80391259)
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研究分担者 |
山村 和也 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60240074)
曽山 和彦 独立行政法人日本原子力研究開発機構, J-PARCセンター, 研究主席 (90343912)
丸山 龍治 独立行政法人日本原子力研究開発機構, J-PARCセンター, 研究員 (90379008)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 中性子集光スーパーミラー / 角度発散型中性子反射法 |
研究概要 |
平成24年度は集光ミラーの実機製作と,これを用いた角度発散型中性子反射法の実測定を予定していた. このうち集光ミラーは,当初予定していた数値制御ローカルウェットエッチング(NC-LWE)による高精度楕円基板の製作が,エッチングマシン故障のため期限に間に合わず,NC機械加工により楕円形状を創成したアルミ製金型基材へのミラー貼り付けによって製作した.また後述のようにパルス中性子源でのビーム実験に対応するため,ミラーは広帯域多層膜ではなく,より層数の多いスーパーミラーとした.ミラーサイズは長さ方向400mm横幅35mmで,形状精度は集光ミラー全体にわたって+5/-10μm以下に抑えられた.これにより1mを超える大型集光ミラーの製作への道が拓けたと考えている. 角度発散型反射率測定実験については,研究炉JRR-3の中性子反射率計SUIRENで実施する予定であったが,震災のあとJRR-3の再稼働ができなかったため,ここでビーム実験を行うことができなかった.そのため,予定を変更して,J-PARC(パルス中性子源)の偏極中性子反射率計「写楽」(BL17)でビーム実験を実施した.このビーム実験では,集光スーパーミラーの特性測定およびNi単層膜試料の角度発散型反射率測定を行った. 平成25年度の前半には,当初予定通りの高精度楕円基板による集光ミラーを製作し,これを用いた角度発散型中性子反射率測定をJ-PARCの「写楽」反射率計で行う予定である.また,SUIREN反射率計用にも集光ミラーの実機を製作し,角度発散型反射率測定オプションを整備することを予定している.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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