研究概要 |
本研究は、光学ガラスの製造工程で生じる研磨粉や切断片に含まれる希少元素を効率的に分離回収するためのプロセス開発を目的とした。研磨紛ならびに切断片を塩素気流中、200℃から1000℃で加熱したときの希少元素(La やGa, Nb, Ta)ならびに共存元素(Ti, Zr, Zn)の塩化揮発挙動を詳細に追跡した。この実験結果をもとに、光学ガラス試料に炭素を添加し塩素気流中で500、700、1000℃と三段階に分けて加熱することにより、La やTa, Nb, Gd を選択的に分離回収するプロセスを開発した。
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