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2010 年度 実績報告書

難病の子どもの居場所を創造するアクションリサーチ-日本型子どもホスピスの探求-

研究課題

研究課題/領域番号 22610010
研究機関九州大学

研究代表者

濱田 裕子  九州大学, 医学研究院, 准教授 (60285541)

研究分担者 南 博文  九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (20192362)
田北 雅裕  九州大学, 人間環境学研究院, 講師 (20551550)
藤田 紋佳  九州大学, 医学研究院, 助教 (10437791)
キーワード子どもホスピス / 小児の緩和ケア / 子ども / アクションリサーチ / 小児看護 / 家族看護 / 医療・福祉
研究概要

本年度は4年計画の初年度であり、我が国の現状把握および海外の子どもホスピスの視察を行い、ニーズ調査、専門職との連携および協同を開始し、市民を対象にしたプログラムも実施した。
1)子どもの緩和ケアに関する我が国の現状と海外の動向の把握
(1)福岡子どもホスピスを考える会開催(5/20)-大阪子どもホスピスプロジェクトの岡崎医師、元京都大学の富和清隆医師を招いて意見交換をおこなった。
(2)イギリス・ドイツの子どもホスピス視察(9/3~9/11):レーゲンボーゲンランド(デュッセルドルフ)、シュターネンビュリッケ(ハンブルグ)、ヘレンダグラスハウス(オックスフォード)、マーティンハウス(ヨーク)を見学し、概要や運営について学んだ。
その他にも社会福祉法人「訪問の家朋」視察(8/31)、「奈良に親子レスパイトを考える会」(10/23~25)で関東や関西の医師らと意見交換したり、ペリネイタル・ロス看護研修('11.2/11~12)に参加し、周産期死亡に対するケアニーズやグリーフケアについて学んだ。
2)難病の子どもとその家族のQOL・緩和ケアに関するアクションリサーチ
(1)ケアニーズに関する調査:医療法人小さな診療所の京極医師の訪問診療に同行し、在宅療養中の小児および青年15例のケアニーズを調査し、うち7例に対してQOLの向上を目指した訪問や交流を開始した。
(2)難病の子どもの緩和ケアについて市民とともに考えるプログラムの企画・実施
(1)7/25:子どもホスピスを考えるミニフォーラム2010「子どもホスピスってなんだろう?」;企画・運営(九州大学50周年記念講堂、参加者100名)
(2)'11.3/13:第2回福岡子どもホスピスフォーラム開催(九州大学医学部百年講堂、参加者150名)海外の子どもホスピスの実際の紹介、在宅療養中の子どもや青年への訪問や交流の紹介、トークでは子どもの家族から生活の実際や子どもホスピスを望む声があがり、また「ホスピス」のもつネガティブイメージについても議論された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 子どもホスピスを考える取り組み-公開講座でのアンケートを中心に-2010

    • 著者名/発表者名
      柴田和子、内田芳子、阿部祥子、濱田裕子、京極新治
    • 学会等名
      第57回日本小児保健学会発表
    • 発表場所
      新潟
    • 年月日
      2010-09-17

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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