研究課題/領域番号 |
22610021
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研究機関 | 富山国際大学 |
研究代表者 |
大平 泰子 富山国際大学, 公私立大学の部局等, 講師 (00555188)
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研究分担者 |
北川 信樹 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (80312362)
村上 満 富山国際大学, 公私立大学の部局等, 講師 (10555197)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | うつ病 / 子ども / 生活習慣 / リスク要因 / 学校不適応 |
研究概要 |
本研究では子どもの抑うつに影響するライフスタイルや家庭環境を含めた環境的要因およびうつ病・うつ状態によって派生する問題について明らかにすることを目的として、文献研究、視察、質問紙調査を行ってきた。子どものうつ病リスク要因については性別、家族歴、ライフイベント、パーソナリティ、否定的認知、対処行動、対人関係上の問題などが挙げられている。平成24年度は、富山県内の公立中学校において中学3年生126名を対象として、家庭生活および学校生活の満足度、生活習慣、抑うつスキーマ、学校不適応に関する自己記入式の質問紙調査を実施した。その結果、家庭生活満足度、学校生活満足度、大便を朝にする、運動する時間、外で運動する時間、パソコンでゲームをする時間、パソコンでインターネットをする時間、抑うつスキーマなどにおいて、抑うつ症状との相関が認められた。学校での不適応については、孤立傾向と反社会的傾向を測定した。抑うつ症状は、孤立傾向との関連はみられたが、反社会的傾向との関連はみられなかった。また、中学生を対象に健康教育の一環としてストレス対処や心の健康に関する授業を実施した。授業の前後で抑うつスキーマを測定したところ、授業前とくらべて授業後には抑うつスキーマ得点の低下が認められたが、長期的な効果についても測定する必要がある。今後の課題としては、さらに調査対象者の人数を増やして質問紙調査を実施するとともに、学校領域における心理教育導入の可能性について検討したい。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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