研究課題/領域番号 |
22612003
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大井 信明 筑波大学, 生命環境系, 研究員 (70367192)
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研究分担者 |
仲田 崇志 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 特任助教 (10548994)
伊藤 卓朗 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科, 研究員 (30433733)
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キーワード | 微細藻 / メタボローム / 脂質 / 紫外線 |
研究概要 |
地球温暖化・エネルギー問題解決のため、光合成によりCO_2固定を行い、オイル生産を行うオイル産生海産微細藻類が注目されている。これは他の植物バイオマスに比べ生産量が格段に高く、食糧と競合しない、また海水で培養できる利点がある。 一部の微細藻はストレス条件化でオイルを蓄積し、その量は種によって異なる。オイル産生量が多い藻をスクリーニングして、バイオ燃料として有望な海産株を発見する。また、光酸化ストレス(特に紫外線)がオイル蓄積を引き起こすメカニズムをメタボロミクス手法で明らかにし、オイル産生量を向上させるための手がかりを得ることを本事業の目的としている。 昨年度は脂質生産量の高いオイル産生海産微細藻を世界のカルチャーセンターから購入し、オイル産生微細藻の脂質生産量、脂質組成の比較をLC-TOF/MSを用いて行い、有用株のスクリーニングを行った。今年度はスクリーニングを行ったオイル産生有用株に紫外線UV-B照射量を段階的に変えて、オイル含量の変動を調査し、最もオイルを蓄積するUV-B照射量を決定した。次年度はオイル蓄積UV-B照射条件下においてメタボローム解析を行い、一次代謝物質、脂質の各代謝物の変動を調べ、紫外線による脂質生産機構を明らかにする予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者の所属変更のため、メタボローム解析システムの立ち上げを移動先機関で行っているため、なお移動先機関においても同様のメタボローム解析のための測定機器類は整備されている。
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今後の研究の推進方策 |
研究実施計画の段階で計画が遅れることを見越して、最終年度の実験計画は入れていないため、実施計画通り最終年度までには研究を完遂できる予定。
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