• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2010 年度 実績報告書

バイオ燃料生産に起因する土地利用変化が環境面及び経済面に及ぼす影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22612004
研究機関農林水産省農林水産政策研究所

研究代表者

小泉 達治  農林水産省農林水産政策研究所, 主任研究官 (80415637)

研究分担者 澤内 大輔  農林水産省農林水産政策研究所, 研究員 (90550450)
キーワードバイオエネルギー / 環境分析 / 国際農産物需給
研究概要

本研究では、バイオ燃料生産に起因する土地利用変化が及ぼす影響について、環境面および経済面から解明し、世界のバイオ燃料政策に有益な政策提言を導くことを目的としている。22年度においては、課題1である世界的なバイオ燃料生産に起因する直接的・間接的土地利用変化が及ぼす環境・経済的影響について、実地調査、文献サーベイならびにメタ分析によりその傾向を把握した。特に、米国、ブラジルにおける政府関係機関、研究機関等において調査を実施することにより、各国におけるバイオ燃料生産拡大が、農地利用変化に与える直接的・間接的影響試算の手法や必要なデータを入手した。
また、課題2としては、世界のバイオ燃料生産が、将来的な世界の直接的土地利用変化、間接的土地利用に与える影響予測やこれが世界の農産物需給・貿易に与える影響予測を行うための部分均衡需給予測モデルの開発を行うべく、米国およびブラジルを中心に必要なデータを入手することにより、モデル開発の準備を行った。
さらに、課題3としては、文献レビューや実地調査などを通じて、バイオ燃料生産に起因する土地利用変化が及ぼす影響に関して、分析対象となりうる影響カテゴリーを決定し、データ収集を開始した。また、既存研究サーベイから、土地利用変化発生の誘因と考えられる単位面積当たりの収益は、他の燃料価格などの影響も受けるため、これらの不確実性の影響も含めて評価する研究が有効である点が示唆された。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] バイオ燃料原料農産物の需要拡大が小麦需給に与える影響2011

    • 著者名/発表者名
      小泉達治
    • 雑誌名

      製粉振興

      巻: 531 ページ: 14-20

  • [雑誌論文] 米国のバイオエタノール変動型税額控除制度が国際とうもろこし需給に与える影響分析2010

    • 著者名/発表者名
      小泉達治
    • 雑誌名

      2010年度日本農業経済学会論文集

      巻: 2010 ページ: 350-356

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ブラジルにおけるバイオエタノール生産技術の選択と砂糖需給への影響2010

    • 著者名/発表者名
      小泉達治
    • 雑誌名

      フードシステム研究

      巻: 17 ページ: 23-29

    • 査読あり
  • [雑誌論文] バイオ燃料原料用農産物の需要拡大が農産物の国際価格に及ぼす影響分析2010

    • 著者名/発表者名
      小泉達治
    • 雑誌名

      農林水産政策研究レビュー

      巻: 36 ページ: 8-9

  • [雑誌論文] 米国におけるバイオエタノール混合率の部分的引き上げについて2010

    • 著者名/発表者名
      小泉達治
    • 雑誌名

      食料と安全

      巻: 62 ページ: 58-62

  • [雑誌論文] 米国の大豆油由来のバイオディーゼル生産と政策の課題2010

    • 著者名/発表者名
      小泉達治
    • 雑誌名

      食料と安全

      巻: 63 ページ: 56-60

  • [学会発表] ブラジルにおけるバイオエタノニル生産技術の選択と砂糖需給への影響2010

    • 著者名/発表者名
      小泉達治
    • 学会等名
      日本フードシステム学会2010年度学会
    • 発表場所
      千葉大学
    • 年月日
      2010-06-13

URL: 

公開日: 2012-07-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi