研究課題/領域番号 |
22614010
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研究機関 | 四天王寺大学 |
研究代表者 |
逢坂 隆子 四天王寺大学, 人文社会学部, 教授 (50028544)
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研究分担者 |
高鳥毛 敏雄 関西大学, 社会安全学部, 教授 (20206775)
嵯峨 嘉子 大阪府立大学, 人間社会学部, 准教授 (30340938)
中田 信昭 大阪市立大学, 大学院医学(系)研究科, 講師 (00207804)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 社会的包摂 / 日雇い労働者 / 生活保護受給者 / エンパワーメント / 健康支援 / 貧困 / 単身高齢者 / 釜ケ崎 |
研究概要 |
釜ケ崎では、日雇い労働者の高齢化・不況があいまって、野宿生活を余儀なくされるものが増え、身体的・精神的疾患を持つものが目立つ。高齢・罹患などを契機に生活保護を受給し、アパート(多くは3畳1間)で一人暮らしをするものが急増、閉じこもり、うつ状態、アルコール依存をはじめ深刻な問題を抱えながら必要な対応ができずに孤独死・自殺に追い込まれるものも少なくない。このように多様で深刻な問題を抱えるものが多く居住する釜ケ崎においては、公的支援だけでは対応しきれず、多くの民間団体が支援を続けている。 一次調査として釜ケ崎で活動をする民間支援団体から活動内容などについて聞き取り調査をおこなった。 民間支援団体がさまざまな支援を行う中で、『人として生きるパワー』『社会とのつながり』を取り戻したものもいる。二次調査として、このような事例について民間支援団体から紹介を受け、本人にインタビュー面接をして聞き取り調査をおこない、支援内容と『人として生きるパワー』『社会とのつながり』を取り戻した経過・成育歴・生活歴などについて量的・質的分析を加えた。 さらに以上のような調査の分析結果を踏まえて、長年にわたり社会から疎外されつづけた元日雇い・野宿経験を有する単身高齢男性の社会的包摂を推進するための仕組みづくりの試みとして、釜ケ崎地域内において、健康づくり・見守り支援、入院支援・退院支援、単身高齢者相互のふれあいの場所づくりを試行した。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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