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2010 年度 実績報告書

街並みメッセージ論を用いた新たな街並みデザイン方法論の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22615001
研究機関東北大学

研究代表者

平野 勝也  東北大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (00271883)

研究分担者 和田 裕一  東北大学, 大学院・情報科学研究科, 准教授 (80312635)
キーワード街並みメッセージ / 記号論 / 係留効果
研究概要

本年度は,まず,街並みメッセージを捉えるための記号の精査を行った.これは既存の成果では,簡単な街路の性格しか捉えられないことから,多様な街路イメージを捉えられるように拡張するためである.具体的には,連携研究者(記号論)から適宜助言を受けながら,記号論としての正当性と,それが説明しようとしている街路イメージの重要性(研究代表者),空間認知上の重要性(研究分担者(認知科学))とで,バランスをとりながら.研究目的で示したような,直接記号と婉曲記号,記号表現の分類として直観的記号と論理的記号からなる4分類を基本としつつ,多様なイメージが解釈できるように,掘り下げ,新たな記号分類を確立した.
次に,商店街における,様々なイメージを持つ店舗写真を収集(網羅性を考慮し,東京,横浜,仙台)し,それらについて,先述した記号分類別に,記号量を計測(一般性が得られるよう充分なサンプルを得るため1,500店舗を計測)した上で,記号分布のパタンを同定した(主に研究代表煮).
これらの準備作業に基づき,研究目的の2.で述べた(1)の段階を実施した.すなわち,その記号分布パタンが店舗イメージをどのように左右するのか,初年度は,記号の組合せを考慮せず,単独の記号の効果(記号論では意味論的コードの作用)の検証を行った.また、そこから派生して、まずは、空間の変化に伴うイメージ変化について、係留効果に着目することで、その影響の測定へと研究を展開した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 係留効果による店舗イメージの相対性2010

    • 著者名/発表者名
      勝野悠作、平野勝也、和田裕一
    • 学会等名
      土木学会景観・デザイン研究発表会
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2010-12-12

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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