研究課題/領域番号 |
22615005
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研究機関 | 札幌市立大学 |
研究代表者 |
蓮見 孝 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (60237956)
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研究分担者 |
山中 敏正 筑波大学, 芸術系, 教授 (00261793)
貝島 桃代 筑波大学, 芸術系, 准教授 (90323287)
村上 史明 筑波大学, 芸術系, 助教 (30512884)
吉岡 聖美 筑波大学, 芸術系, 研究員 (80620682)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | ワークショップ / 療養環境 / 手づくね / ハンズオン |
研究概要 |
本研究のキーワードである「手づくね」とは、「手をいかした表現行為」のことであり、手づくねによるアート&デザインのワークショップ(体験型のプログラム)を医療環境に積極的に導入することにより、療養環境の改善を図ろうとするものである。筑波大学附属病院と筑波メディカルセンター病院の協力を得ながら、様々な「手づくねのワークショップ」を試行し、その実施における留意点や有効性について考察した研究内容を、「ガイドライン」にまとめた。 本研究では、まず人類に特徴的に備わった「母指対向性」に着目し、手づくねと脳反応について、光トポロジーを用いた実験をおこない、特徴的な反応を認めた。さらに、見るだけの「ハンズオフ」と、触知できる「ハンズオン」における行動特性についても有意な差異を認めた。 海外の病院を対象とした視察をおこない、アート&デザインによる療養環境改善の実態を明らかにするとともに、国内での活動事例についても調査し、相互の特徴点の違いについて考察した。 2つの病院において、さまざまなアート&デザインのワークショップをおこない、参加性、交流性、相互刺激性、顕示性、意外性という5特性で分類し、結果として参加性と交流性を意図したワークショップが多かったことを明らかにした。 また、筑波大学附属病院の新棟建設における医療スタッフとアーティスト、デザイナーによる協働プロセスを紹介した。鑑賞者の操作特性をログデータ採取できるハンズオン型アート作品の試作もおこない紹介している。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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