研究課題
本年度では、実デザイン現場での応用性確認を行った。具体的にはプロの建築家に本システムの説明・デモを行い適用可能性を評価した。(i)単独で行うデザイン,(ii)複数人で協調的に行うデザインにおいても本システムが有効であり、さらに、デザインの正否が社会的な安心・安全に直結する大規模規模プラント(発電所など)のオペレータルームのデザインなどにおいては、実際にモックアップを作ることは困難であるため,現在のところ頭の中で想像しながらレバー,ボタン,警報機器等の配置を決めているのが実情であり、本システムにより,スケッチによりデザインを繰り返して吟味することが可能となるとともに,操作しやすいか(レバーまで手が届くか),緊急停止ボタンを押す時に,警報パネルが見えるかなど,操作についても確認することが可能となり,安全なシステムの実現をもたらすとの評価が得られた.一方で、本システムは3D位置計測装置が環境設置型であるため、特定の実験環境でしか動作しない点がデメリットとして浮かび上がった。そこで、昨年設置した超音波と磁気による3D位置計測ではなく、UbiC3D(An Architecture for Ubiquitous and Collaborative 3D Position Sensing)と呼ぶ視覚特徴量だけに依存する3D位置計測手法の基本アーキテクチャを考案した。本システムをUbiC3Dアーキテクチャ上で実現すると、既設の建物内などどのような場所においても、本システムを稼働させることができる。今後、実現を進め、プロの建築家と共働していく予定である。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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The 2012 IEEE International Conference on Systems, Man, and Cybernetics
巻: 1 ページ: 880-887
The 10th IEEE/IFIP International Conference on Embedded and Ubiquitous Computingg
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