研究課題
Webページ利用者を観察するために必要な動画像処理機能を各種実装した。そして、Webサイトのユーザビリティを評価するシステムを開発した。また、開発したシステムを評価する方法を考察し実験をおこなった。さらに、ユーザビリティ評価結果の妥当性を示すために、Webページ利用者の脳波と脈波を測定し、Webページのユーザビリティと生体信号との関連についても考察した。1.ユーザビリティ評価システムの構築顔画像解析・動作解析に関する各種技法を開発した。それらを実装することによって利用者のWebページに対する困惑度を数量化するシステムを構築した。また、提案したWebページ評価手法で得られた結果と、独立におこなったWebページ評価結果とを比較することによって、開発したシステムの有効性を評価した。その結果、顔と動作の停止時間がWebユーザビリティ評価に有効であることを示した。2.利用者の脳波・脈波を計測することによるWebサイトユーザビリティ評価Webページ閲覧前・閲覧中・閲覧後において利用者の脳波を計測し、アルファー波、ベータ波、およびそれらの比が、Webページのユーザビリティの指標として用いられないか考察した。また、脈波についても同様の実験をおこなった。なお、Webページのユーザビリティ評価のための指標としてそれらの生体信号が有用であるかどうかを示すには、さらに多くの被験者およびWebページを対象とした実験・研究を進めなくてはならない。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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電子情報通信学会論文誌D
巻: Vol.J96-D, No.9 ページ: 2007-2009