• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

知覚デザイン:非視覚モダリティを用いた知覚拡張インタフェースの研究

研究課題

研究課題/領域番号 22615033
研究機関公立はこだて未来大学

研究代表者

岡本 誠  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (90325887)

研究分担者 秋田 純一  金沢大学, 電子情報学系, 教授 (10303265)
小野 哲雄  北海道大学, 情報科学研究科, 教授 (40343389)
伊藤 精英  公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 准教授 (90325895)
小松 孝徳  信州大学, 繊維学部, 准教授 (30363716)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード視覚代行装置 / ユーザインタフェース / 視覚障害 / 知覚
研究概要

本研究グループは,空間の印象を非接触にユーザに伝達する空間印象認識インタフェースの研究を行ってきた.これまでの研究で空間印象認識装置(CyARM)を開発したが,装置が大きく持ち運びが難しく,またタイムラグが大きいことが課題であった.そこで距離情報や光源の明るさを指に伝える新しい装置(F.B.Finger)を完成させた.この装置は,赤外線センサーで収集した距離情報を指に添えたレバーの角度に割り当てて人に伝えるユーザインタフェースを持ち,対象物の連続的な変化を分かりやすく操作者に呈示することができ,更にコンパクトでタイムラグが少ないことが特徴である.センサー部は取り替えが容易にできていて,距離センサーの他明度センサー等も取り付ける事が可能で有る.また,質感を伝達する取り組みでは,光学的に対象物の光の反射を分析し,対象物の表面の特徴を弁別する方法を検討したが,人に伝える仕組み(ユーザインタフェース)の検討は完了する事ができなかった.この装置を用いてモノのまでの距離感を把握する性能を評価実験したところ,市販の歩行支援装置よりも優れた距離感認識性能を持つことが分かった.この結果を論文・国際会議・国内大会などで発表し,特に国際会議(ambient2012)で発表し高い評価を得る事ができ,論文賞を受賞した.また視覚障がい者の方々にこの装置を使っていただき生の声を聞く為に,暗闇展覧会を行った.これは暗闇の中に様々な物体(動くもの含む)を置き,それをF.B.Fingerを使い見るように触ってもらう展覧会である.会場には迷路を設置して通り抜けるイベントも作り込んだ.沢山の視覚障がい者や市民の人に参加していただき,その様子は新聞等にも取り上げられた.

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 共有するデザインシンキング2013

    • 著者名/発表者名
      岡本誠
    • 雑誌名

      デザイン学研究特集号

      巻: 第20巻 1号 ページ: 12-15

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 社会をデザインする大学-公立はこだて未来大学のしくみと環境2013

    • 著者名/発表者名
      岡本誠
    • 雑誌名

      KEIO SFC JOURNAL

      巻: 12 ページ: 77-79

    • 査読あり
  • [学会発表] Development of the Future Body-Finger A novel travel aid for the blind

    • 著者名/発表者名
      Kiyohide Ito, Yoshiharu Fujimoto, Junichi Akita, Ryoko Otsuki, Akihiro Masatani, Takanori Komatsu, Makoto Okamoto, Tetsuo Ono
    • 学会等名
      AMBIENT 2012
    • 発表場所
      スペイン バルセロナ
  • [学会発表] 頭部への圧迫刺激を利用した情報提示デバイスの開発と評価

    • 著者名/発表者名
      兼古 哲也, 棟方 渚, 小野 哲雄
    • 学会等名
      ヒューマンインタフェースシンポジウム2012論文集
    • 発表場所
      九州大学(福岡)
  • [学会発表] 共感するデザインシンキング

    • 著者名/発表者名
      岡本誠
    • 学会等名
      デザインシンポジウム2012
    • 発表場所
      京都大学

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi