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2010 年度 実績報告書

インタフェースデザインにおける視覚的使いやすさ感の研究

研究課題

研究課題/領域番号 22615035
研究機関札幌市立大学

研究代表者

酒井 正幸  札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (00433128)

研究分担者 井上 勝雄  広島国際大学, 心理科学部, 教授 (00352021)
キーワードユニバーサルデザイン / インタフェースデザイン / ユーザビリティ / 視線計測 / 家電機器
研究概要

高齢ユーザおよび若年ユーザを対象にジャー炊飯器等の家電機器を評価対象サンプルとした評価実験を実施し、各世代における「視覚的使いやすさ感」の評価構造を分析することを目的に、研究を実施した。市販されているジャー炊飯器、およびコンパクトデジタルカメラを対象に被験者として高齢者(70~80歳代)、および若年者(10~40歳代)を選定依頼し、主観評価およびユーザビリティテストを実施した(但し、デジタルカメラは若年者のみ)。主観評価は「視覚的な使いやすさ感」に関する5段階評価で、それぞれの製品群毎に2機種を対にし、一対比較データを取り、区間AHP法により順位付けを行なった。主観評価時は視線計測装置を用いて被験者が評価対象サンプルのどの部位に着目しているのかについても探った。実験の結果、本体に対する操作部の識別性、本体の基本形状、デザインの完成度等、「視覚的に使いやすさ」に関する高齢者、若年者共通の評価構造、高齢者特有の評価構造が明らかとなった。また、視線計測結果から、高齢者と若年者の評価行動の違いも明らかとなった。また、評価対象機種を拡げ、携帯電話、アイロン、オーディオ機器、リモコン等を用い、若年者を対象に評価実験を行い、区間回帰分析と区間AHPの区間分析法とラフ集合を用いて、「視覚的使いやすさ感」に影響する対象機種固有の要因や共通的要因を抽出した。今年度一部の成果を関係学会に口頭発表を行ない幾つかの貴重な助言を頂いた。引き続き日本デザイン学会大会での発表および同学会誌への投稿を行う予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] インタフェース階層観点からの視覚的使いやすさ感の調査分析2011

    • 著者名/発表者名
      井上勝雄
    • 学会等名
      日本感性工学会
    • 発表場所
      九州大学
    • 年月日
      2011-03-03
  • [学会発表] ヘアドライヤーの視覚的使いやすさ感に関する分析2010

    • 著者名/発表者名
      井上勝雄
    • 学会等名
      日本人間工学会
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2010-10-30
  • [学会発表] 携帯電話の視覚的使いやすさ感の分析2010

    • 著者名/発表者名
      井上勝雄
    • 学会等名
      日本知能情報ファジィ学会
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2010-10-23

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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