• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 実績報告書

デジタル教科書による、教科書ユニバーサルデザインの研究

研究課題

研究課題/領域番号 22615037
研究機関愛知県立芸術大学

研究代表者

柴崎 幸次  愛知県立芸術大学, 美術学部, 准教授 (10315872)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードデザイン学 / ユニバーサルデザイン / デジタル教科書
研究概要

本研究は、誰にでも不自由なく使えるユニバーサルデザインの教科書を実現するため、デジタル教科書を視野に入れ、その標準的なコンテンツとインターフェイスの構成等デザインを行い、具体的なモデルケースの実現により、新しい教科書デザイン仕様を作成する研究である。
今年度は、教科書そのものがデジタルデータで供給されることを想定し、教科書のデジタルデータを検証、加工し、デジタルデバイスやオンデマンド出版を通じて教科書としての表現を試み検証した。また、適切なカスタマイズができる教科書概念として教員と生徒との通信と履歴を残す機能など、教科書構成に電子ペンも加えることを念頭に研究を行った。
4月~12月は、実験に使用する教科書の範囲を決定後、中学、高校(小学校)の教科書サンプルの制作を継続的に制作した。教科書のデータ化は、APPLE社のiBooks Authorを使い教科書データや研究室で発行する論文等の読み物の電子化を継続的に行った。またこのデータは同社のIPAD等のデバイスで表示可能であり、研究室WEBサイトから試験的に配信も行った。また、EPUBに関するデータ作成も実施したが、教科書のような画像や表、公式が多い教科書表現を行うには、現在のビュアーやデバイスとして教科書表現やデータ制作環境においても困難であることがわかった。教科書そのもののデザイン型式に関する部分は、電子ペンの活用を含め授業運用について検証した。また、デジタルと紙の併用構成の構想も検証した。
研究のまとめとして、電子ペンを新しい教科書構成に組み込んだ教科書デザインの仕様等を作成・検証した。今後の課題として、更なるデジタル教科書の分析や実験、具体的なデバイスを使った運用などはさらに検証の必要があると考えている。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] 「拡大教科書と教科書ユニバーサルデザイン」

    • 著者名/発表者名
      柴崎幸次
    • 学会等名
      株式会社新興出版社啓林館、財団法人理数教育研究所等
    • 発表場所
      株式会社新興出版社啓林館
    • 招待講演
  • [学会発表] 「教科用特定図書等普及推進事業」成果報告会及び講演

    • 著者名/発表者名
      柴崎幸次
    • 学会等名
      文部科学省初等中等教育局
    • 発表場所
      文部科学省
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2014-07-24  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi