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2010 年度 実績報告書

測路レーダーとGPSを併用した走行車両群のリアルタイム挙動把握

研究課題

研究課題/領域番号 22650013
研究機関大阪大学

研究代表者

東野 輝夫  大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80173144)

キーワードITS(高度交通システム) / ミリ波レーダー / GPS / 位置推定 / カーナビ / 車車間通信 / 移動履歴 / ユビキタス通信
研究概要

本研究では,ミリ波レーダーなどの測路デバイスとGPS機能付カーナビゲーションシステムを搭載する走行車両群の時々刻々と変化する走行位置を各車両群が自律的且つリアルタイムに推定するための車車間通信プロトコルを考案し,現実的な車両モビリティの下でその精度を精査し,車両密度とその位置推定精度などの関係を明確にすることを目的とする.一般に,すべての車両が測路レーダーとカーナビを保持していると仮定できないので,提案プロトコルでは,50-60%程度の車両がカーナビを保持し,20-30%程度の車両がミリ波レーダーを保持しているような状況を想定し,ミリ波レーダーやカーナビを保持する車両が非保車両の位置を推定し,パケット衝突を回避しながら車両間で推定位置情報を交換することで,走行車両群全体の移動履歴を高精度且つリアルタイムで推定する方法を考案することを目的とする.今年度は,まずミリ波レーダーやGPSなどの測路デバイスの誤差分布をできるだけ正確に把握するため,ミリ波レーダーモジュールとGPS付カーナビから測路デバイスの誤差分布のデータを収集・分析・評価すると共に,時々刻々と変化する各走行車両の推定位置を周辺車両間で自律的に交換しながら周辺車両群の走行状況をリアルタイムに把握するための車車間通信プロトコルを考案した.一般に,他車両からの推定位置情報や自車両のGPS情報には誤差が含まれているが,提案手法では複数の車両の推定位置情報を重ね合わせることで,その精度を高めている.これらの研究成果の一部を情報処理学会第56回モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)研究会で発表し,優秀発表賞を受賞した.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 車車間通信を用いた協調型車両位置推定手法2010

    • 著者名/発表者名
      藤井彩恵, 山口弘純, 東野輝夫, 金田茂, 高井峰生
    • 学会等名
      情報処理学会第56回モバイルコンピューティングとユビキタス通信(MBL)研究会
    • 発表場所
      神戸大学
    • 年月日
      2010-11-11

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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