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2010 年度 実績報告書

ビジュアルマジック隠消現実感の骨格形成と課題抽出

研究課題

研究課題/領域番号 22650035
研究機関立命館大学

研究代表者

田村 秀行  立命館大学, 情報理工学部, 教授 (10367998)

キーワード隠消現実感 / 複合現実感 / 半透明表示 / オクルージョン
研究概要

本萌芽研究が採択されたことにより,当該技術の体系的整理を行い,今後取り組むべき研究課題を抽出することに着手した.また,Deminished Reality (DR)の邦訳として「隠消現実感」が定着するよう,広報活動も開始した
「隠消現実感」の対象となる現実世界は,除去したい事物,背景,体験(観察)者が静止しているか,移動しているか,その画像的な複雑さによって,処理手法がかなり異なる.そこで平成22年度は,改めて徹底した関連技術調査を行い,約80件の論文をベースとして技術課題を整理し,技術マップ第1版を作成した.同技術マップでは,DRの基本的技術要素を,(1)ユーザ視点カメラの移動,(2)遮蔽物の存在,(3)除去対象物体領域の決定、(4)隠背景の観測手法,(5)隠背景の幾何学形状のモデル化の5つに分け,関連研究を分類した.また,これら従来研究を調査した結果,よりリアリティの高いDRを実現するために今後必要な発展的な課題として,(1)幾何学的整合性,(2)光学的整合性,(3)Half-DR,(4)聴覚のDRを挙げた.本成果を,総説論文として学会論文誌に投稿した
また本研究では,これらの調査と並行して,関連技術のうち代表的な手法の追試を行った.また発展的課題(1)(2)(3)に着手し,(2)の光学的整合性に関しては,申請者らのオリジナル手法によるDR実験を行い,その成果を国内研究会にて発表した

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 隠消現実感における隠背景面復元の画質的整合の実現2011

    • 著者名/発表者名
      中島武眞, 一刈良介, 柴田史久, 木村朝子, 田村秀行
    • 学会等名
      電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会
    • 発表場所
      立命館大学(滋賀)
    • 年月日
      2011-01-21
  • [学会発表] [パネル討論]コンピュータビジョンとAR/MR2011

    • 著者名/発表者名
      池内克史, 大田友一, 横矢直和, 田村秀行, 大石岳
    • 学会等名
      電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会
    • 発表場所
      立命館大学(滋賀)
    • 年月日
      2011-01-21
  • [学会発表] パネル討論:ARブームの次を見据え, 研究社会は何に挑戦すべきか?2010

    • 著者名/発表者名
      酒田信親, 池田聖, 石川智也, 一刈良介, 内山英昭
    • 学会等名
      第15回日本バーチャルリアリティ学会大会
    • 発表場所
      金沢工業大学(石川)
    • 年月日
      2010-09-15

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公開日: 2012-07-19  

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