研究課題
挑戦的萌芽研究
神経回路の再生を大きな目標として神経突起の光制御を検討した。土壌細菌の光活性化アデニル酸シクラーゼ(bPAC)、あるいは光受容体Xと神経栄養因子受容体TrkBの融合蛋白質(X-Trk)を培養細胞に発現させて光刺激を加え、受容体及び細胞内情報伝達の活性化を評価した。bPACは光照射に伴いAキナーゼを活性化した。X-Trkも光照射に伴う自己リン酸化とMAPキナーゼの活性化上昇を示した。さらにX-Trkを発現させた神経細胞への光照射は突起伸長を促進した。光刺激をリン酸化チロシン情報伝達に変換させるX-Trkを用いた神経突起の光制御は、神経回路の再生や解析の新たな手法になるであろう。
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Acta Derm Venereol
doi:10.2340/00015555-1350
Science
巻: 333 ページ: 769-73
J Pharmacol Sci
巻: 117 ページ: 34-44