研究課題/領域番号 |
22650115
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
中村 亮一 千葉大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30366356)
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研究分担者 |
鈴木 孝司 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (00468688)
村垣 善浩 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (70210028)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 手術ナビゲーション / 工程解析 / 作業評価 / スケジューリング / 分布解析 |
研究概要 |
本年度は昨年度までの成果を基に,以下の項目について以下の研究を行った. ①情報解析による治療工程ステージ分類アルゴリズムの開発:手術室内スタッフ・機器情報からの工程分析と作業分析 昨年度開発した4カメラによる動態分析法をもちいて,術中MRI誘導下脳腫瘍摘出術における作業工程と動線の関係について特長を解析した.その結果,動線の長さにより得られる移動量と手術室入り口方向の動線を統計解析した際の偏差を分析することにより,開頭工程から術中MRI撮影工程への遷移,最終術中MRI撮影工程から閉頭工程への遷移タイミングに特徴的な動線解析値が得られることが明らかとなった. ②より複雑な工程を持つ手術の自動工程分離,工程内進捗評価と工程ごとの作業内容評価法の開発 昨年までに開発した術中MRI誘導下脳腫瘍摘出術用工程解析システムを,より複雑な工程を持つ腹腔鏡下胆嚢摘出術に応用した新しいシステムを構築した.ナビゲーションにて記録した術具位置ログデータ,術具種類情報,胆嚢モデルデータから作業ステージ,進捗度を自動同定・提示すると共に,術具位置ログデータの分布領域を解析することにより,手技の内容を客観評価するアルゴリズムを実装した.ファントムを用いた腹腔鏡下胆嚢摘出術シミュレーション25症例を分析した結果,症例経験の多い医師は作業位置ログ分布が小さく密集し,また作業ターゲット周辺での作業時間は短い一方で術具移動速度は低く,作業を丁寧かつ無駄なく効率的に行っている可能性が定量的に示された.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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