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2012 年度 実績報告書

ペプチド修飾リポソームと超音波技術との融合による骨髄幹細胞への遺伝子導入法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22650119
研究機関東京薬科大学

研究代表者

根岸 洋一  東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (50286978)

研究分担者 高橋 葉子(遠藤葉子)  東京薬科大学, 薬学部, 助教 (30453806)
新槇 幸彦  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (90138959)
研究期間 (年度) 2010-10-20 – 2013-03-31
キーワードバブルリポソーム / 遺伝子細胞療法 / 超音波
研究概要

バブルリポソームと超音波照射併用によるAG73修飾リポソームのエンドソーム脱出の促進効果に加え、さらに内封遺伝子の細胞質内送達後の核移行性を向上させることで、本導入法のさらなる向上が可能か否かについて検討した。
方法として、レポーター遺伝子のプラスミドDNA(pDNA)と核移行シグナル(NLS)ペプチドを混合したものに、polyethylenimine(PEI)を加え、NLS complex(N/P比を1-2とした)とし、AG73修飾PEGリポソームに内封した。その粒子径は、およそ150 nm付近であった。293T-Syndecan2細胞(Syndecan2高発現細胞)にNLS complex内封AG73修飾PEGリポソームを添加し、4時間培養した。その後、バブルリポソームと超音波照射を併用し、24時間後のルシフェラーゼ活性を指標に遺伝子導入効率を評価した。結果として、NLSを含まないcomplexを内封したAG73修飾PEGリポソームに比べ、NLS complex内封AG73修飾PEGリポソームでは高いルシフェラーゼ活性が認められた。さらに、NLS complex内封AG73修飾PEGリポソームにバブルリポソームと超音波照射を併用することで、さらなるルシフェラーゼ活性の上昇が認められた。
以上の検討から、NLS complex内封AG73修飾PEGリポソームによる遺伝子導入法において、NLSがpDNAの細胞内挙動に影響を与えることで、核への遺伝子送達効率が高まり、その結果として遺伝子発現が促進できることが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 核移行シグナルペプチド内封AG73修飾リポソームによる新規遺伝子デリバリーツールの開発2012

    • 著者名/発表者名
      根井 彰浩、根岸 洋一、高橋 佐慧子、小俣 大樹、鈴木 亮、丸山 一雄、野水 基義、新槇 幸彦
    • 学会等名
      アンチセンス・遺伝子・デリバリーシンポジウム2012
    • 発表場所
      仙台
    • 年月日
      20120924-20120926

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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